スポーツカー事故で小学生死亡 医師の男初公判で禁固3年求刑 広島・福山市

おととし、福山市でスポーツカーを軽乗用車に衝突させ、9歳の女の子を死亡させた罪に問われている男の初公判が開かれ、男は「スピードを出すことが快感だった」と話しました。

「過失運転致死傷」の罪に問われているのは、福山市に住む医師の男です。

起訴状などによると、男はおととし、スポーツカーで福山市の交差点に時速およそ120キロで進入し、対向車線を右折してきた軽乗用車と衝突。軽乗用車に乗っていた9歳の女の子を死亡させ、運転してた祖父と、歩行者にケガを負わせた疑いです。

初公判で男は起訴内容を認め、「スピードを出すことに快感を覚えていた」と述べました。一方、「一生かけて被害者に謝罪し償っていく二度と車は運転しない」と話しました。

検察は男が「スピード違反を繰り返し行っていた中で起きた事故」などと指摘し、禁固3年を求刑しました。

弁護側は執行猶予付きの判決を求めています。判決は来月4日に言い渡されます。

【2024年5月21日 放送】

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