貨物船で酸欠状態 意識不明の作業員が死亡 宮城・石巻港

20日、宮城県の石巻港に係留中の貨物船の倉庫内で作業員2人が酸欠で倒れ搬送された事故で、意識不明となっていた57歳男性作業員が死亡しました。

20日午前7時半ごろ、石巻港に係留していたパナマ船籍の貨物船の倉庫内で酸欠で意識を失い倒れている作業員2人が見つかりました。2人はパームヤシの殻を積み込みしていました。

いずれも日本通運の社員で、石巻市の男性(57)は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、21日朝に病院で死亡が確認されました。大崎市の男性(53)は、命に別状はありませんでした。

パームヤシの殻は酸素を吸収しやすい特性があることから、二酸化炭素中毒になったとみられています。

石巻海上保安署は、業務上過失致死傷を視野に安全管理に問題が無かったか調べています。

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