ドラマ『ソンジェ背負って走れ』で人気が出ると思われた矢先…韓国俳優、5年越しに“無関係”を訴える

“バーニング事件”の真相が再び明かされていくなか、「事実無根」を訴える俳優たちも多く存在している。

ドラマ『ソンジェ背負って走れ』の人気に支えられ、これから活躍すると思われたが、5年前の“同僚”に足を引っ張られている。俳優イ・チョルが「チョン・ジュニョンのグループトーク」事件に巻き込まれた過去のせいで、再び困惑した状況に陥っている。

イ・チョルは5月20日、自身のインスタグラムを通じて「当時、会社を通じて立場を明らかにしたように、該当のチャットルームに私は含まれていなかったことを改めて申し上げる。かんばしくない事件で私が言及されるチャットルームは、2016年、JTBCバラエティ『ヒットメーカー』出演当時、撮影に必要なスケジュールと内容を共有するための“プログラムチャットルーム”であり、番組に関連した内容以外の私的な話は交わさなかっただけでなく、番組終了後にチャットルームはなくなっている」と悔しさを訴えた。

(写真=イ・チョルInstagram)

イ・チョルが再び釈明せざるを得なくなったのは、イギリスBBCのドキュメンタリー「バーニングサン:K-POPスターたちの秘密トークルームを暴露した女性たちの話」が5月19日に公開されたからだ。

2019年、チョン・ジュニョンやBIGBANG出身のV.I(スンリ)、FTISLAND出身のチェ・ジョンフンなど、いわゆる「チョン・ジュニョンのグループトーク」メンバーらが、グループチャットで女性たちを盗撮した映像を共有したり、流布したり、それ以上の性犯罪も行った。現在、ドキュメンタリーが放送されたことにより、彼らと親交があった人々にも再び火の粉が飛んでいる。

当時も強く否定したが…

当時、チョン・ジュンヨンと共にJTBCのバラエティ番組『ヒットメーカー』を撮影したカンイン、チョン・ジヌ、イ・チョルもグループチャットの追加メンバーとして疑われた。

しかし、ソウル警察庁は当時の定例ブリーフィングで「『チョン・ジュニョンのグループトーク』と関連して議論されている歌手チョン・ジヌ、カンイン、イ・ジョンヒョン、ヨン・ジュニョン、モデルのイ・チョルなどは全て参考人の身分だ。イ・ジョンヒョン、ヨン・ジュニョンは参考人調査をすでに行い、残りの人物は調査する計画はない」と強調した。

しかし、あまりにも韓国社会を騒がせた事件のため、彼らに向けられた疑いが簡単に静まることはなかった。これに対し、イ・チョルは所属事務所を通じて「不法映像を流布したことはなく、該当のチャットルームは『ヒットメーカー』スケジュール共有のために作られた部屋で、番組終了後になくなった」と線を引いた。

(画像=JTBC)

その後、イ・チョルは演技に邁進。特に、最近『ソンジェ背負って走れ』に出演し、高校時代のリュ・ソンジェ(演者ピョン・ウソク)を常にライバル視しているヒョング役を演じ、視聴者の目に留まった。短い登場だったにも関わらず、安定的な演技力と圧倒されるような存在感でシーンスティラーとして活躍した。

しかし最近、ドキュメンタリーによって、再び“バーニングサン事件”が水面上に上がり、イ・チョルの名前も再び上がり始めた。

イ・チョルは「数年間続いている虚偽事実と悪質コメントに、私だけでなく私の家族、知人まで苦痛を受けている。これ以上分別のない憶測と推測は慎むことを丁重にお願いし、今後悪意的なコメントおよび虚偽事実流布には強硬対応する」と呼びかけた。

チョン・ジュンヨンと共に同じ番組に出演しただけなのにも関わらず、イ・チョルが再び窮地に立たされた。

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