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能登半島地震で被災した富山県氷見市で生活再建に向けた新たな動きです。特に被害が大きかった姿地区で昨夜、市が住民との意見交換会を開き、災害公営住宅の整備に向けて2つの候補地を示しました。
意見交換会には姿地区の住民15人と市の職員5人が出席し、市側は災害公営住宅の候補地などについて住民に説明しました。
市では被害が大きかった地区の887世帯を対象に住宅に関する調査を実施しています。このうち半壊以上の世帯は災害公営住宅の入居の対象となり市は遅くとも2026年度の秋までの建設を目指しています。
公営住宅の有力な建設候補地として挙がっているのが、市中心部・東地区の氷見乃江小学校のサブグラウンドと、旧栄町医師住宅敷地です。
入居希望者1軒…アンケートを実施するも
市は、すでに転居した世帯を含め姿地区70世帯を調査しましたが回答率は6割以下で入居を希望するのは1世帯のみでした。しかし山本譲治区長は。
山本区長:「1軒の方しか(入居希望が)ないと聞いたけど、(自分が聞いたところ)6軒ほどの方が入居を希望したいときいている。あと迷っている方もおられる」
また公営住宅の建設場所についても・・・
住民:「姿に戻って住みたいという人も話を聞いているとそこそこおる。これで東地区とかどこかに建てようと思うと言われたけれど簡単に決めてもらったら困る」
市の担当者:「ただ今有力な候補地として2つをあげていて、アンケート結果を踏まえて皆さん方と話したいっていう趣旨でありまして」
山本区長:「何軒の方が本当に戻ってこられるのか把握してもらって、市とも連携とりながらやっていきたい」
市は、住民の意見を踏まえて、候補地や建設戸数を決めていきたいとしていて、意見交換会は、北大町などで6月5日まで開かれます。