カズ 現役引退の長谷部誠を語る「失礼かもしれないけど、キングと皇帝だと…」

長谷部誠とのやり取りを明かしたカズ

ポルトガル2部オリベイレンセのカズこと元日本代表FW三浦知良(57)が21日に帰国し、今季限りで現役引退したドイツ1部EフランクフルトのMF長谷部誠(40)について語った。

J2横浜FCから期限付き移籍の期間を延長して2シーズン目の今季は、公式戦で6試合に出場したが、無得点に終わった。

到着した羽田空港で取材に応じたカズは、かねて親交のある長谷部の引退について言及した。

「1月に1泊2日で来てくれて本当にいろんな話をした。その時は引退ということは言っていなかったけど、悩んでいる感じはあった。引退を発表する10日前くらいに連絡をくれた」とやり取りを明かした。その上で「これから、これまで以上にアジアのサッカー界、世界のサッカー界で日本を代表して活躍してほしい」とエールを送った。

長谷部が欧州で築き上げてきた実績の偉大さを熱弁。「欧州と言っても各国違うけど、ポルトガルにいても、いればいるほど、どれだけ大きかったかを感じる。みんながリスペクトしているし、そこで活躍することがどれだけ大変なことか。ブンデスリーガ(ドイツ)1部でやる大変さをポルトガル人もみんな分かっている。そこでトップの活躍をしている」と指摘する。

そして「それを誇りに思うし、ハセが来てくれた時も、監督に紹介して説明すると驚くし、失礼かもしれないけど『キングと皇帝だ』と言っておきました(笑い)。監督は苦笑いしていたけど」とカズ節も交えながら、長谷部が欧州で超一流と認められていることを強調した。

2人のレジェンドは強い絆で結ばれているようだ。

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