崇元寺歴史伝える資料館整備へ 地元からは避難ビルの要望も…

琉球王国時代の史跡で国指定の重要文化財となっている那覇市の崇元寺の歴史などを紹介する資料館の建設に向け住民説明会が開かれました。

15世紀から16世紀中頃に建てられたとされる崇元寺は歴代の琉球国王の位牌を安置した国廟で沖縄戦で建物は焼失し焼け残った石門が戦後修復され国指定の重要文化財となりました。

那覇市は崇元寺の歴史などを紹介する資料館の建設を計画していておととい、住民向けの説明会を開催しました。

このなかでは文献や資料の展示だけでなく焼失前の崇元寺の内部を疑似体験できるVRシアターを整備することが説明されました。

出席した住民からは地域の交流の場にしたいとの声や津波が発生した際の避難所としても活用できる建物にしてほしいとの要望が上がりました。

那覇市は複合施設への変更は難しいとしながらも可能な範囲で地元の意見を取り入れたいとしています。

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