単位制を導入した宮城県の県立高校が2027年度に開校 不登校経験者や集団生活に不安を感じる生徒を受け入れ

不登校を経験したり集団生活に不安を感じたりしている生徒を受け入れる、大学のような単位制を導入した宮城県の新たな県立高校が開校することになりました。

ideal(アイデアル)スクールは、2027年度に仙台市青葉区の宮城広瀬高校の敷地内に開校します。全日制で、募集定員は200人です。

多様な生徒のニーズに対応するため、それぞれのペースに合わせて自ら時間割を組み単位の取得で卒業を認めます。資格取得やボランティア活動も単位として認定します。

学級は置かずに、チューターやNPOなどの外部の人材が生徒を支援します。

宮城県教育委員会によりますと、多様なニーズに対応した全日制の高校は全国でも珍しいということです。

宮城広瀬高校は、idealスクールの開校に合わせて2027年度に生徒の募集を停止し、2028年度末で閉校します。

県立高校ではこのほか、蔵王高校と一迫商業高校も2026年度末に閉校となります。

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