高校Bチーム、J3時代にはバイトと両立 苦労人FWの飛躍キャリアに注目「応援したくなる」

新潟でプレーする谷口海斗【写真:Getty Images】

新潟FW谷口のキャリアを回想

J1アルビレックス新潟が公式SNSを公開。加入4年目を迎えたFW谷口海斗がこれまで歩んだキャリアにフォーカスした動画を公開した。

現在28歳の谷口は2018年にJ3のいわてグルージャ盛岡でプロキャリアをスタート。20年にロアッソ熊本でJ3得点王に輝くと、21年に新潟へ移籍。翌年のJ2優勝&J1昇格に貢献すると、昨季はリーグ戦21試合で3ゴールをマークした。

J1リーグで2シーズンを迎えた谷口は2月24日、リーグ開幕節のサガン鳥栖戦(2-1)で圧巻のミドルシュートを叩き込み勝利に貢献。これが2・3月のベストゴールにも選ばれるなど、好発進のシーズンスタートとなった。

今季はこれまでリーグ13試合に出場し4ゴール1アシストを記録。すでに昨季の3ゴールを上回るペースで得点を重ねている。

そのなかで、新潟のクラブ公式TikTokでは谷口のこれまでのキャリアに注目。「高校時代はBチームだった ただ、プロを諦めずに大学進学」と学生時代の歩みから、「はじめはバイトをしないと生活ができなかった」と、J3のいわて時代を回想。谷口はホテルマンとしてアルバイトをしていたことでも知られる苦労人だ。

そして、「J1でもゴールを積み重ね ついに 2024年2・3月度J1月間ベストゴールを掴み取った」と、J1でも通用するストライカーへの成長を強調。「男の名は 谷口海斗」と締めくくった。

動画のコメント欄では「アルビに来てくれてありがとう」「これからも共に」「余計応援したくなる!」「苦労人が報われるのが何より嬉しい」「ひたむきな姿が大好き」「苦労人谷口。もっとやったれ」など、反響の声が上がっていた。

J3からキャリアをスタートさせJ1まで上り詰めた谷口。今季も中盤戦に差し掛かろうとしているなか、勝利に導くゴールを量産できるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)

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