回りながら田植えをする『車田植え』地元小中学生も参加し賑わう【新潟・佐渡市】

佐渡市で古式ゆかしく『車田植え』

田んぼの中を回りながら渦を描くように苗を植える、佐渡市の豊作祈願行事「車田植え」が、古式ゆかしく行われました。

佐渡市北鵜島の農業・北村佐市さんは、奈良時代から続く「車田植え」の技法を受け継いでいます。まず、北村さんが車田にお神酒を注ぎ、今年の豊作を祈ります。続いて3人の早乙女が田の中央に進み、田植え唄にあわせてコシヒカリの苗を渦を描くように植えていきます。
■田植え歌
「♪植えた車田は穂に穂が下がりゃーしゃれー♪ソレサソレソレ♪」

総合学習で訪れた地元の小中学生も一緒に歌いました。
■南魚沼から
「なんか日本で2カ所しか残っていないうちの一つということで、厳かな神事なのかなと。」

2aほどの車田は、1時間ほどで植え終わりました。
■北村佐市さん
「これで田植え終わりです。美味しくて、そして収量が少しでもあるように願っております。」

車田植えが終わると、佐渡ではカンゾウなど夏の花が見頃を迎えます。

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