先日、現役生活最後の試合を終えたサッカー元日本代表の長谷部誠選手。宮城県南三陸町には長谷部選手の支援で震災からの再建を果たした幼稚園があります。先生や園児からは長谷部選手への感謝の声が聞かれました。
今期限りの引退を表明していたドイツ1部リーグフランクフルトのサッカー元日本代表・長谷部誠選手は5月18日、22年間の選手生活に幕をおろしました。
南三陸町志津川の「あさひ幼稚園」です。園児22人が通うこの幼稚園。長谷部選手と深いつながりがあります。
あさひ幼稚園 山内祐子教頭
「いつも子供たちに寄り添って、午前中たっぷり子供たちと時間を過ごして帰られる」
東日本大震災の津波で建物が流された「あさひ幼稚園」。長谷部選手からおよそ1億2000万円の寄付を受けるなどし、高台に再建を果たしました。長谷部選手は2011年12月以来、何度も南三陸町を訪れ子供たちと交流を重ねてきました。
あさひ幼稚園では長谷部選手の来園をきっかけに、毎年2月、園内でサッカーの大会を開いています。優勝トロフィーも長谷部選手から送られたものです。いま、園に在籍している子供たちは直接の交流はありませんが、長谷部選手への憧れと感謝の気持ちを話してくれました。
園児たち
Q.サッカーやめちゃうんだよ
「うん。知ってる」
Q.どうだったそれ聞いた時
「悲しかった。会いたい!だってかっこいいもん、サッカーめっちゃうまいの見せてもらいたい」
Q.ここの幼稚園、長谷部選手が建ててくれたの知ってる?
「知ってる!先生に教えてもらったから」
Q.それ聞いた時どう思った?
「すごいなって」
あさひ幼稚園 小島孝尋園長
「グラウンドで活躍する姿が最後だと思うとちょっと寂しい思いがありますね。ぜひまた幼稚園の方にきていただきたい」
家に帰る直前までサッカーをして遊ぶこともあるという子供たち。長谷部選手の来園を心待ちにしています。
子供たち
「長谷部選手お疲れさまでした。また遊びに来てね」