アストラゼネカ、30年までに売上高800億ドル 20の新薬発売へ

Maggie Fick Yadarisa Shabong

[21日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカは21日、2030年までに売上高を約75%増やし800億ドルにする目標を発表した。

20の新薬を発売する予定。がん、バイオ医薬品、希少疾患分野のポートフォリオ拡大も目指す。

昨年の売上高は458億1000万ドル。これまでは23─30年に少なくとも15の新薬の発売を見込んでいた。

パスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)は約10年前の就任以降、新薬候補を再構築。肺がん治療薬「タグリッソ」、白血病治療薬「カルケンス」、糖尿病治療薬「フォシーガ」など大型新薬の投入で事業を好転させてきた。

今回のイベントでは野心的な目標を設定し、がん治療薬を重視する方針を強化した。

同社の株価は2014年以降、3倍以上に上昇。21日1015GMT(日本時間午後7時15分)時点で前日比1.5%上昇している。

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