SixTONES京本大我、キスシーンに苦戦 「プライベートでもうちょっと頑張ってみます」

京本大我

アイドルグループ・SixTONES京本大我が21日、都内で行われた主演映画『言えない秘密』(6月28日公開)の完成披露試写会に出席し、キスシーンに苦戦していることを明かした。

台湾出身のジェイ・チョウの監督デビュー作『言えない秘密』を原案とする本作は、伝統ある音楽大学を舞台に、過去のトラウマからピアノと距離を置いていた青年・湊人(京本)と、彼と惹かれ合いながらある日突然姿を消してしまう大学生・雪乃(古川琴音)の恋の行方を描くラブストーリー。イベントには京本のほかヒロイン役の古川、横田真悠尾美としのり河合勇人監督も登壇した。

京本は「この作品に限らず恋愛もののドラマに挑戦することが最近多いんですが、キスシーンがあったりするんです。でも、本当にそのキスシーンが下手で……」と切り出し、「近づく時にはやく目を閉じてしまうんです。行っちゃえってやると、鼻だったりほっぺだったり」とうまくいかない原因を分析。「プライベートでもうちょっと頑張ってみます」「練習してみます」と話して会場を笑わせた。

本作は、京本にとって初の単独映画主演作。オファーをもらった当初を「最初はふわっとしたオファーだったんです。マネージャーから『ピアノどれくらいできるの』って聞かれて、『独学で覚えて、これくらいしかできません』って答えたら、次に話をもらった時に改めて作品について説明され、オファーをもらいました」と振り返る。出演を決めた経緯を「オーケストラに合わせてピアノを弾くような内容で、僕なりにしっかり務めなきゃって思いました。映像の仕事が久しぶりでただただ震えていたのを覚えています。どうなるかなって。でも素敵な機会なのでと受けさせていただきました」と話す。

そのピアノ演奏にも力を入れたといい、京本はクランクインする3か月前から練習をしたと回顧。古川との連弾シーンについても「1か月前から始めました」と言い、「撮影中もどちらかがやっていると、自然と入っていて連弾が始まるという感じでした。それもあって本番の時もガチガチではなかったです。琴音ちゃんが堂々と弾いてくれたので、僕もそれに合わせて弾くことができました。気がつけば終わっていました」と古川が支えになったことも明かした。

初号試写の際、完成した作品を観て京本が「とにかくボロッボロ涙が溢れました」とXに投稿したことも話題に挙がり、京本が「初主演だから感動したわけではなく、ただただ作品が良すぎて……」と投稿の意図を説明。また、古川からはとあるシーンで手を握られた際、京本の握力の強さに驚かされたエピソードを明かされたが、京本は「握力が強いというわけではなくて、お芝居の最中、芝居のことにしか頭が回らなくなって……」と芝居に集中しすぎたことが原因であったと弁明。「生きててよかった。カットがかからなかったら(古川の手が)粉々になっていたと思います」と茶目っ気たっぷりに話していた。(取材・文:名鹿祥史)

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