レアル・マドリードのクロースが引退発表 ユーロ2024終了後に現役引退へ

写真:ユーロ2024終了後に現役引退をするクロース©Getty Images

レアル・マドリードはドイツ代表MFトニ・クロースが、今夏開催されるUEFA EURO 2024(ユーロ2024)終了後に現役引退することを発表した。クラブの公式サイトが伝えている。

2014年の夏にバイエルンから加入したクロースは、公式戦463試合に出場し、これまで22個のタイトル獲得に貢献してきた。

クロースは、2021年に行われたUEFA EURO 2020終了後に、代表引退を発表したものの、今年の3月に、ユリアン・ナーゲルスマン監督の要請により代表復帰を果たしている。16日に発表された、ユーロ2024の予備登録メンバーである27名の中にクロースの名前も含まれており、最終登録メンバー入りに関しても確実視されている。

レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、同クラブの公式サイトを通じて「トニ・クロースはレアル・マドリードの歴史の中で偉大な選手の一人であり、このクラブはこれからも彼のホームであり続ける」と述べている。

レアル・マドリードは今シーズン残すところ、ラ・リーガ第38節ベティス戦とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のドルトムント戦の2試合を控えている。

またクロースは自身の公式SNSで、現役引退に際して次のように声明を出している。

「2014年7月17日、レアル・マドリードでお披露目をした日、それは私の人生を変えた日だ。サッカー選手として、人間としての人生だ。世界最大のクラブでの新しい物語の始まりだった。そして10年後、シーズンを終えるとこの物語は終幕となる。私は成功したこれまでの日々を決して忘れないだろう。温かい心で迎え入れ、信頼を示してくれたすべての人に感謝したい。特に親愛なるマドリディスタの皆さんの愛情に感謝したいと思う」

「同時にこの決断は、私が現役サッカー選手としてのキャリアが今夏のユーロ2024をもって終了することを意味する。レアル・マドリードは私にとっての最後のクラブだし、これからもそうなるだろう。自分の中でふさわしいタイミングを見つけ、自分でその決断を選択できたことをうれしく思うし、誇りに思う。私の野望は常にピークでキャリアを終えることだった」

「これからはただ一つ、15個目(のCLタイトル)を目指すだけだ。HALA MADRID Y NADA MAS!」

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