日本ハム、新庄采配的中で連敗ストップ 1番中島適時打、5番水谷同点打「爆発してもらいます!」に応えた 山崎は単独トップ5勝目

 4回、勝ち越し2ランを放った水野(43)をハイタッチで迎える新庄監督(右)=撮影・中島達哉

 「日本ハム5-4オリックス」(21日、エスコンフィールド)

 日本ハムが逆転勝ち。連敗を2で止め、貯金を6とした。

 防御率リーグトップのエスピノーザを攻略した。3点を追う三回、1死二塁から1番に抜てきされた中島が左前適時打。2死後、郡司の中前適時打で1点差とした。マルティネスが左前打で続き、一、二塁。この日1軍に昇格した水谷が左前同点適時打を放った。四回には水野が逆方向へ勝ち越し2ラン。

 中島は「チャンスで回って来たので次に繋げようと思い打席に入りました」、水谷は「打ったのはスライダー。素直に嬉しいです」とそれぞれコメントした。

 新庄監督は20日にインスタグラムを更新。「明日はベテラン 中島君 1番 セカンド ファームでホームランキング 水谷君 5番 レフトで爆発してもらいます!!」とスタメン予告。ズバリ的中だ。

 水谷は4月9日にプロ入り初の1軍登録されたが、13打数2安打と結果を残せず、同22日に登録抹消されていた。2軍でトップの8本塁打を放ち、この日、再昇格。「失うものはなにもない、ダメだったら出直すくらいの気持ち。思い切ってやるだけかなと思います」と話していた。迷いのないスイングで期待に応えた。

 先発の山崎は古巣・オリックス戦は初登板。六回途中4失点でリーグ単独トップの5勝目。

 二回に森の打球が右スネを直撃。その後4連打を許し3点を先制された。三回以降立ち直った。打線も計5点を奪い逆転。「二回にヒットが続き、悪いところが出てしまいました。あそこを1本でも少なくしていければ、流れが変わったと思うので、次に向けて修正したいです。良いピッチャーを相手に逆転してくれた打線には感謝したいです」とコメントした。

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