「私の野心は、自分のトップレベルでキャリアを終えること」引退表明のクロースが想い伝える「この決断を下すのに最適な瞬間を見つけられた」

レアル・マドリーは現地5月21日、今夏のEURO後にトニ・クロースが現役を引退することを発表した。

これを受けて、スペインメディア『as』は、クロースの声明を公開した。

【PHOTO】世界の熱狂的なサポーターが作り出す、圧倒的なコレオグラフィーを一挙公開!
「2014年7月17日、レアル・マドリーでのプレゼンテーションの日、私の人生を変えた日。サッカー選手としての私の人生、そして何よりも人間としての人生。それは世界最大のクラブでの新しい生活の始まりでした。

10年後の今日、シーズンの終わりに、この人生に終止符が打たれます。このエキサイティングで成功した10年間を決して忘れることはありません。特にフロレンティーノ・ペレス会長、クラブ、そして私を寛大な心で歓迎し、信頼してくれた皆さんに感謝したいと思います。

しかし何よりも、親愛なるレアル・マドリーファンの皆様、初日から最終日までの愛とサポートに感謝したい。同時に、この決断は、私の現役サッカー選手としてのキャリアが、この夏のユーロ終了後に終わることを意味します。

いつも言ってきたように、レアル・マドリーは今も、そしてこれからも私にとって最後のクラブとなるでしょう。私は頭と心の中で、この決断を下すのに最適な瞬間を見つけられたことを嬉しく思い、誇りに思っています。

私の野心は、常に自分のトップレベルでキャリアを終えることでした。この瞬間から、私の心の中にある主な考えはただ1つだけで、これから私を引き離すものは何もありません。“15”を目ざしましょう!!! ハラ・マドリッド、それ以上のものはない!」

6月1日に、チャンピオンズリーグ決勝でマドリーはドルトムントと激突。歴代最多優勝回数を「15」に伸ばせるか。その後は、34歳のマエストロは、ドイツ代表としてユーロが控えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社