日本ハム新庄監督、采配ズバリも「僕の力ではない。本当に、本当に、本当に」と謙遜 スタメン抜てきの中島、水谷が適時打

 笑顔で一丁締めをする新庄監督(撮影・中島達哉)

 「日本ハム5-4オリックス」(21日、エスコンフィールド)

 新庄采配がズバリと的中して日本ハムが鮮やかな逆転勝ち。連敗を2で止め、貯金を6とした。

 新庄監督は試合後、ご機嫌で姿を見せると、「こんだけ当たってたら、俺の力じゃないですよ。この2年間成長してきて、誰がどの打順に入っても結果を出している。選手がすごいとしか言いようがないですね、本当に」と選手の成長に目を細めた。

 3点を先制されながらも三回、この日1番に抜てきした中島が左前適時打し反撃開始。2死後、郡司の中前適時打で1点差とすると、その後一、二塁から、この日1軍昇格、即5番に抜てきした水谷が左前同点適時打を放った。

 それでも指揮官は「きょうの1番、5番、これ逆でも打ってただろうし。違う子が入っても打ってるだろうし。僕の力ではない。本当に、本当に、本当に」と謙遜していた。

 新庄監督は20日にインスタグラムで「明日はベテラン 中島君 1番 セカンド ファームでホームランキング 水谷君 5番 レフトで爆発してもらいます!!」と予告していた。

 「準備をさせるのが僕の中では大事」と本人達には前日に、インスタグラムのDMでスタメンを伝えたが、「水谷君だけは(返事が)返ってこなかったっていう」と明かして笑わせた。

 水谷の三回の打席では両手を合わせて頭の上に掲げて祈るようなポーズをしていたことを問われると、「同点打というよりも、水谷君本人の活躍っていうのを祈ってた方が強かった。上がってきてすぐね、活躍してくれっていう気持ち」と“親心”ものぞかせていた。

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