【楽天】21失点大惨敗の今江監督「0―1でも負けは負け」ポンセの防御率は7・05に転落

球団史に汚点を残す大敗を喫した楽天・今江監督

楽天が21日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)にまさかの0―21で大惨敗。球団史に汚点を残す敗戦で3連敗を喫した。

目を覆いたくなるような惨状だった。先発したポンセが4回途中までに11安打を浴びて12失点。2回と4回に計2度の打者一巡の猛攻を食らい、リリーフ陣も鷹打線の勢いにのみ込まれて失点を重ねた。5回までに20点差をつけられる一方的な展開で、大勢が決すると先発全員安打を記録した相手は柳田ら主力を含むメンバーをベンチに下げた。

一矢報いたい打線だったが、辰己がマルチ安打をマークするのがやっと。6回まで57球で投げ終えた先発・有原―又吉―杉山―岩井の前に一度も本塁を踏めずにゲームセットを迎えた。

ここまでの大量失点はマレで、当然のことながら21失点は今季初。楽天としては球団創設1年目の2005年3月27日のロッテ戦で「0―26」で惨敗した不名誉記録に次ぐ、球団ワースト2位となった。当時、ロッテで現役選手だった現楽天の今江監督にとっては、何とも皮肉な結果だ。

その今江監督は大敗後に「0―1でも0―21でも負けは負け。とは言っても、あまりにもふがいない試合になってしまった」と語った。昨オフに日本ハムから加入したポンセは試合前まで6試合に先発して3勝2敗、防御率4・50の成績だった。ところが、12失点で防御率は7・05まで一気に悪化…。借金6となり、首位のソフトバンクとは12ゲーム差に拡大したが、再浮上するきっかけをつかめるのか。

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