ベンゼマがサウジアラビアを出たがっている「裕福にはなったが…」。レアル・マドリードからアル・イテハドへ加入、負傷でシーズン終盤離脱

友人に気持ちを吐露!?

スペイン1部レアル・マドリードから今季サウジアラビア1部アル・イテハドに完全移籍したフランス代表FWカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)だが、サッカーのレベルに不満を抱えているという。2026年6月まで超破格の契約を結んでおり、移籍は難しいと見られるが、36歳になったストライカーの欧州トップリーグ復帰を待望する声も少なくない。

イスラム教徒でもあるベンゼマは、「聖なる国」サウジアラビアでの生活に憧れを抱き、1年前、レアル・マドリードから電撃的に移籍を果たした。そして今季はリーグ21試合・9得点・7アシスト、公式戦通算29試合・13得点・8アシストを記録した。しかしケガにより4月下旬から欠場が続いている。

『RELEVO』は5月20日、マドリードの新邸宅に戻ったベンゼマが知人・友人に「後悔」を口にしていると報じた。

「このフランス人プレーヤーは、リーグのレベルに失望し、彼らが自分にとって楽な状況にしてくれないと分かっているものの退団を望んでいる。その理由は、彼の契約(2026年)がサッカーの枠を超えている」

「ベンゼマは1年前より裕福になったが、レアル・マドリードの選手だった頃より後悔と苛立ちを感じている。最近マドリードを訪れた際、友人たちにそのことをハッキリと伝えた。ふくらはぎの故障からリハビリ中にあるフランス人ストライカーは、ラ・モラレハの中心部にある新居の詳細を詰めていて、さらにサウジアラビアでの “失望 “した経験について憂さ晴らしをしている」

そのように伝え、せめてアル・イテハドからの移籍を希望しているという。しかし2026年まで2億ユーロ(339億円)と言われる大型契約を結んでいるため、基本的には身動きが取れなくなっているそうだ。

また、この夏に開催されるEUROでのフランス代表復帰も「なし」ということだ。

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2030年のワールドカップ誘致を目指すサウジアラビアにとっては、クリスチアーノ・ロナウドに続くスター選手であり、しかもイスラム教徒でもあり、サウジサッカーの象徴の一人でもある。ただ、確かにもう一花、欧州で咲かせてもらいたい……という気持ちも理解できるが、果たして!?

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