収穫楽しみに手植え体験 宮野目小、中 岩手・花巻

田植え体験に励む宮野目中の3年生

 花巻市の宮野目小学校(佐藤貞志校長、生徒340人)と宮野目中学校(佐々木淳一校長、生徒164人)の田植え体験は21日、同市西宮野目にある両校近くの学習田で行われた。児童、生徒が昔ながらの手植えで農作業の大変さを実感した。

 JAいわて花巻の協力を得た両校の恒例行事で、小学5年生65人、中学3年生57人が参加。地元農家らの指導を受けながら、約10アールの水田にひとめぼれの苗を植えた。

 児童は泥の感触に悲鳴を上げながらも、農家のアドバイスを聞いたり、尻もちをついたクラスメートを助け起こしたりしながら作業に励んだ。生徒は小学校時代の体験者も多く、手際の良さを見せつつ、投げ渡される苗を上手に受け取って笑顔で作業していた。

© 岩手日日新聞社