シャクヤク 芳香高く 花と泉の公園見頃 岩手・一関

花と泉の公園で開花したシャクヤク。現在は中咲きを中心に見頃を迎えている=一関市花泉町老松

 ぼたん・しゃくやく祭り(26日まで)が開かれている一関市花泉町老松の花と泉の公園内でシャクヤクが見頃を迎え、多くの詩歌に詠まれる大輪の花と豊かな香りが来園者を魅了している。

 シャクヤクは、秋に葉や茎が枯れて残った根が地中で越冬する宿根草。地上に樹木として残る落葉低木のボタンと花の姿が似ていることから「草牡丹(ぼたん)」の別名もある。

 まつり終盤に入った園内ではボタンに代わり40種、3000株のシャクヤクが例年より約1週間早く開花。現在はボールオブビューティーなど中咲きの品種を中心に見頃となっている。

 まつり期間中の週末はぼたんハウスで焼きたてピザを販売するほか、有料で周遊カートで園内を回れる。最終日(26日)は、午後2時から一関学院高校生徒によるヒップホップダンスステージを予定。開園時間は午前9時~午後5時(最終入園4時30分)。

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