神田正輝、元妻・松田聖子の「手料理差し入れ」報道に「ほんまかいな」と思うわけ

2015年、『PAN ネバーランド、夢のはじまり』ジャパンプレミアでの松田聖子(C)GettyImages

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

目次

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
松田聖子と神田正輝、元夫婦の不思議な関係
そのほか、面白小ネタをピックアップ

今回の女性週刊誌は取り上げたい大ネタが皆無! だが、かわりにツッコミどころ満載の小ネタがたくさん! ということで1位以下は、そんなツッコミ記事をランダムにピックアップしてみました。

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第699回(5/16〜5/21発売号より)
1位「聖子 元夫正輝を激やせから救った思い出お手製がめ煮」(「女性自身」6月4日号)
以下、面白小ネタをピックアップ!
・「大谷翔平 真美子夫人 圧巻の手腕『巨額通帳管理』と『本当の英語力』」(「女性セブン」5月30日号)
・「『がっかり……』&『ハマった!』春ドラマ中間選挙」(「週刊女性」6月4日号)
・「松本潤 “5人で復活”舞台プロデュースの不安」(「週刊女性」6月4日号)
・「山崎賢人 ほろ酔い『映画打ち上げは妻同伴OK!』」(「女性セブン」5月30日号)
・「羽生結弦 好機到来で狙うスケート界再興」(「週刊女性」6月4日号)
・「高橋一生 ジョジョ婚つないだ“奇妙な”縁」(「週刊女性」6月4日号)
・「それでも『24時間テレビ』をやめられないワケ」(「週刊女性」6月4日号)

松田聖子と神田正輝、元夫婦の不思議な関係

1位も小ネタといえばそうなのだが、ちょっとビックリしたので、これだけは別にご紹介したい。

レギュラー番組『朝だ!生です 旅サラダ』(テレビ朝日系・4月27日放送)で突然、元妻・松田聖子に言及して世間を驚かせた神田正輝だが、それ以上に驚いたのが今回の「女性自身」の記事だ。神田といえば、昨年から激やせが盛んに報じられ、しかし今年に入り復調の様子が伝えられているが、その陰に元妻・聖子の存在があったというのだから。

記事によると、21年12月、娘・神田沙也加の急逝をきっかけに交流が再開したという元夫婦。当時、神田の食生活の乱れを心配した聖子は、スタッフを通して食べ物を届けるように。さらに激やせが報じられて以降は、その回数が増えていったという。そして差し入れは、手料理した地元福岡の郷土料理“がめ煮”だったり、神田がお気に入りだったお手製のアップルパイ、さらにはローストビーフ、時には老舗デパートのお惣菜といった場合もあるという。

すごいな。これらのエピソードは、聖子をデビュー当時から知るカメラマンのYAHIMONときはる氏からのものだが、1997年の離婚以降、長期間にわたり没交渉だったといわれる2人だけに、離婚から27年、愛娘の死を経てこんな関係になっていたとは。しかも聖子の手料理を差し入れって――すごいとしか言いようがない。

しかし、少々疑問も。神田といえば、長年のパートナーとされる女性が存在していたはずではないのか。例えば昨年「女性セブン」でも、この女性との親密ぶりが報じられた。さらに今年のゴールデンウィーク中も、同じ女性とディナーを楽しんでいたことが「週刊文春」(文藝春秋)で報じられている。

この女性は、聖子との離婚直後から交際がうわさされた銀座のクラブのママだとされ、現在も神田の身の回りの世話をしているといわれる。そんな女性がいるのに元妻が、しかも“あの”松田聖子が甲斐甲斐しく食べ物を差し入れする。ほんまかいな。もし本当だとしたら、摩訶不思議な元夫婦の関係としか言いようがない。

「大谷翔平 真美子夫人 圧巻の手腕『巨額通帳管理』と『本当の英語力』」(「女性セブン」5月30日号)

一平ショックもものともせず快進撃を続けている大谷翔平。そんな大谷を支える妻・真美子さんだが、今後、大谷の通帳管理も任されるのではないかと「女性セブン」は推測する。

あくまで“推測”なのだが、しかし「セブン」は、その後激しい暴走を見せる。真美子さんの通帳管理の手腕は“圧巻だ”と。現時点で、まだ管理はしていないはずなのに、だ。しかも“圧巻手腕”の根拠は以下の通り。

「彼女の祖父はかつて大手金融期間に勤めていましたし、兄もアパレルブランドを経営しているので、彼女も数字に強いともっぱらです」(真美子夫人の知人のコメント)

こじつけにもほどがある。

「『がっかり……』&『ハマった!』春ドラマ中間選挙」(「週刊女性」6月4日号)

「週刊女性」お得意のアンケート企画。今週は春ドラマの“がっかり”と“ハマった”トップ10ランキングなのだが、この特集記事のどこにも、ランキング一覧表のどこにも、あのドラマのタイトルが、そして主役の名前がないのだ。

そう、テレビ朝日開局65周年記念という肝いりドラマ『Believe―君にかける橋―』のタイトルが、そして主役の木村拓哉の名が。完全無視、スルー。これって悪評より最悪だと思う。

「松本潤“5人で復活”舞台プロデュースの不安」(「週刊女性」6月4日号)

旧ジャニーズ事務所から独立した松本潤。そんな松潤に「週刊女性」が早々に噛み付いた。嵐再結成の今後について。「松本さんがプロデューサーとしての意見を強く主張することで、メンバー間のすれ違いが生じる可能性もあるのではないかと心配しています」(芸能プロ関係者のコメント)。

旧ジャニからの独立の洗礼は、現在でも残っているようで。

「山崎賢人 ほろ酔い『映画打ち上げは妻同伴OK!』」(「女性セブン」5月30日号)

5月下旬、山崎賢人主演映画『陰陽師0』の打ち上げが西麻布の韓国料理屋で行われていたという。しかも、この打ち上げは“妻同伴OK”の宴席で、共演の染谷将太は妻の菊地凛子を伴っていたという。で、記事はこんな文章で締めくくられた。

「身近なおしどり夫婦の姿に、山崎は自身の未来を重ねていたりして」

こんな意味深なことを書いているくせに、しかし記事では山崎の恋人・広瀬すずの存在には一切触れていない。なんだかな――。ついでに妻同伴OKでも、恋人同伴OKではなかったんだ〜。

「羽生結弦好機到来で狙うスケート界再興」(「週刊女性」6月4日号)

“ライバル”宇野昌磨の引退で、マスコミにメッセージコメントを出した羽生結弦。しかし今回、羽生に大きな異変があったという。これまで自身の都合のよい媒体を選び、メディアコントロールに勤しんで来た羽生だが、「問い合わせのあったメディアにはスムーズに対応できるように準備するという大サービスぶり」だったらしい。スピード離婚以降の逆風で少しは態度が改まった!?

「高橋一生ジョジョ婚つないだ“奇妙な”縁」(「週刊女性」6月4日号)

飯豊まりえとの結婚が発表された高橋一生。これを受けて「週刊女性」が直撃取材に向かったのは、結婚した当事者、ではなく2人が共演し結婚のきっかけとなったドラマ『岸辺露伴は動かない』の原作者で漫画家の荒木飛呂彦氏だった。しかも荒木氏は高橋・飯豊夫妻とは面識はなし。無事に荒木氏からコメントをゲットできたとはいえ、安易すぎる。

「それでも『24時間テレビ』をやめられないワケ」(「週刊女性」6月4日号)

日本テレビの系列テレビ局幹部による寄付金着服事件が発覚した『24時間テレビ』について、これほどまでの重大不祥事でも番組をやめられない理由を「週刊女性」が報じている。その理由は、“スポンサーに関連グッズ販売など連動企画が存在している”ことに加えて、 “日テレ側も大きな利益を得ている”ことだという。

人には寄付やらチャリティーやらを勧めて(強要して)おきながら、自分たちは裏でちゃっかり利益を得ている。出演タレントにもギャラは支払われているだろうし――偽善というほかない。

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