車載電池、27年度に黒字化 パナHD社長、米補助除き

合同インタビューに応じるパナソニックHDの楠見雄規社長

 パナソニックホールディングス(HD)の楠見雄規社長(59)は21日までに共同通信などのインタビューに応じ、電気自動車(EV)向け車載電池事業が、米政府からの補助金の利益押し上げ効果がなくても2027年度までには黒字化するとの見通しを示した。「国内自動車メーカーの需要が上向けば、利益が出る」と述べた。

 9日に発表したパナソニックHDの24年3月期連結決算の純利益は米政府の補助金が寄与し、前期比67.2%増の4439億円だった。過去最高益を達成したが、補助金を除くと、車載電池事業の営業損益は赤字だった。

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