ごみ収集車の運転手(60)を処分保留のまま釈放 静岡地検浜松支部 浜松市は清掃工場付近で事故防止の街頭活動

浜松市で小学4年の女子児童がごみ収集車にはねられ死亡した事故で、逮捕・送検されていた60歳の男性が、処分保留で釈放されたことがわかりました。

13日浜松市浜名区新原で、自転車で横断歩道を渡っていた近くに住む小学4年の少女(9)がごみ収集車にはねられ死亡しました。

この事故ではごみ収集車を運転していた60歳の男性が、過失運転致死の疑いで送検されていましたが、地検浜松支部は15日付けで処分保留のまま釈放としました。

一方、天竜区の清掃工場付近では、再発防止のための街頭活動が行われました。

市環境部の職員らが交通安全を呼びかける「旗」を掲げて付近の道路を通過するドライバーに安全運転を呼びかけました。

浜松市では家庭ごみの収集を8社に委託していて、2021年度から昨年度までの3年間に、ごみ収集中の交通事故が19件起きているということです。

浜松市環境部 久米秀幸さん
「今回の悲しい事故を受けてドライバーひとりひとりが、自分事と受け止めて今後の安全運転に務めていただければと思います」

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