チェルシーは現地時間21日、マウリシオ・ポチェッティーノ監督との契約を双方合意の上で、今シーズン限りで解消するとクラブ公式サイトを通じて発表した。
ポチェッティーノ監督は昨年夏に2年契約でチェルシーの監督に就任すると、FAカップでは準決勝へ、そしてカラバオカップでは決勝へとチームを導いた。しかし、シーズンを通して不安定な戦いが続いたチェルシーは無冠が決定し、リーグ戦ではUEFAコンペティション出場権獲得ギリギリの6位でフィニッシュした。
チェルシーでスポーツディレクターを務めるローレンス・スチュワート氏、ポール・ウィンスタンリー氏は、「クラブを代表し、マウリシオの今シーズンの貢献に感謝の意を表したい。いつでもスタンフォード・ブリッジ帰還を歓迎するし、彼の今後のキャリアが最高のものになることを祈っている」とコメントしている。
そして、ポチェッティーノ監督は「チェルシーのオーナーグループとスポーティングディレクターに、クラブの歴史の一部になる機会を与えてくれて、ありがとうと伝えたい。クラブはプレミアリーグとヨーロッパコンペティションにおいて、今後数年間前進し続けるための良い位置にいる」とコメントを残し、クラブの今後の発展に期待を寄せた。
また、ポチェッティーノ監督退任に伴い、ヘスス・ペレス、ミゲル・ダゴスティーノ、トニ・ヒメネス、そしてセバスティアーノ・ポチェッティーノの退任も同時に発表されている。
なお、新監督については『就任決定までコメントを差し控える』と、現時点では後任が決定していないことも発表している。
