実写ドラマ「ブラック・ジャック」ピノコ役は永尾柚乃に決定「アッチョンブリケ!」も再現

ドラマ「ブラック・ジャック」主演の高橋一生とピノコ役の永尾柚乃 - (C) tv asahi All Rights Reserved.

人気子役の永尾柚乃(7)が、高橋一生主演で手塚治虫の名作医療漫画を実写ドラマ化する「ブラック・ジャック」(テレビ朝日系・6月30日よる9時~)に、主人公ブラック・ジャックの助手、ピノコ役で出演することが発表された。

2023年にドラマ「ブラッシュアップライフ」で注目を浴びた永尾は、その後も、映画『ゴールデンカムイ』(2024年)や現在放送中の「JKと六法全書」など、映画やドラマ、バラエティでも活躍中。今をときめく名子役が、手塚漫画屈指の名ヒロインに挑む。

双子の姉の体内に脳や手足、内臓などがバラバラに収まった状態で、18年間生き続けてきたピノコ。ブラック・ジャックによって摘出され、人間の女の子の体を与えられてからは、助手として数々の困難な手術に立ち会っている。見た目は幼児だが、18歳の女性らしく、自分を娘のように扱うブラック・ジャックを尻目に彼の妻だと言い張り、時に嫉妬深さも見せる、キュートでおませな一面も彼女の魅力だ。

「アッチョンブリケ!」も披露

ピノコを演じる永尾は、そんな18歳の心を模索しながら撮影に挑み、両頬を押しながら「アッチョンブリケ!」と叫ぶ、ピノコ特有の感情表現の再現にも挑戦。「実は18歳なので、18歳の心を入れて『ピノコだったらこうするだろうな。こういう言い方だろうな』と思いながら演じていました」と語っている。

「ブラック・ジャック」は、法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医ブラック・ジャックの活躍を通して、医療の在り方や人の生き方に迫る手塚の名作医療漫画。今回のドラマ化では、原作の有名エピソードを凝縮し、その真髄を掘り下げる。

キャストは高橋と永尾のほか、医師キリコ役の石橋静河をはじめ、味方良介山内圭哉千葉哲也玉置孝匡奥田瑛二井之脇海早乙女太一宇野祥平山中崇橋爪功、そして松本まりかが出演。また、手塚漫画常連の人気キャラクター・ヒョウタンツギも登場する。

監督は『アルプススタンドのはしの方』(2020)などの城定秀夫。脚本は「おんな城主 直虎」(2017)、「天国と地獄 ~サイコな2人~」(2021)で高橋とタッグを組んだ森下佳子。人物デザイン監修・衣装デザインを「岸辺露伴は動かない」の柘植伊佐夫が担当する。(編集部・入倉功一)

永尾柚乃(ピノコ 役) コメント

ーー出演オファーを受け、ご自身がピノコを演じると聞いた時、どう思いましたか?
家族で大好きな作品なので、本当にうれしくて、ずっとぴょんぴょん飛びました。これからピノコになれるんだと思って、ワクワクと緊張ですごくうれしかったです。

ーー主演・高橋一生さんとの撮影時の思い出エピソードを教えてください。
高橋さんも妖怪が好きなので、妖怪の本も貸してくれて、妖怪のことをいろいろと教えてくれました。いつも、どんな時でも優しくて面白くて、すごく楽しかったです。

ーーピノコの衣裳やメイクはいかがでしたか? お気に入りのポイントなどあれば教えてください。
衣裳もメイクも全部お気に入りなのですけど、特に頭につけているリボンと、指輪がお気に入りです。

ーーピノコのどんなところが好きですか? 演じる時に気をつけたことも教えてください。
ピノコはブラック・ジャック先生が大好きで、先生のためにいつも、どんなことでも一生懸命なところが好きです。実は18歳なので、18歳の心を入れて「ピノコだったらこうするだろうな。こういう言い方だろうな」と思いながら演じていました。

ーー視聴者の皆さんに向けて、見どころを含めたメッセージをお願いします。
手塚治虫先生の『ブラック・ジャック』は、大好きな方がいっぱいいらっしゃる作品だと思います。私自身も大好きな作品なので、できる限りピノコらしさをなくさないように、気持ちを込めて演じさせていただきました。ぜひ見ていただけたら、うれしいです! どうぞよろしくお願いします。

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