![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1165741680682320377/origin_1.jpg)
【宇都宮】小学校の校外学習などを対象に次世代型路面電車(LRT)の乗車運賃を補助する市教委の事業がスタートし21日、適用第1号となる横川中央小の遠足が行われた。児童たちはLRTに乗車し、車両基地の見学などを楽しんだ。
同事業は、児童への乗車機会の提供などが目的。遠足や社会科見学などの教育活動を対象に、児童1人につき年1回、乗車運賃の全額を市が補助する。これまで5校から利用の申し込みや相談があったという。
横川中央小は、LRT沿線から離れていることから遠足を利用した乗車体験を計画。1、2年生118人が学校からバスで移動し、JR宇都宮駅東口から平石停留場までの片道をLRTに乗車した。
児童の約半数は初の乗車。「ベルモールだ」など車窓の風景に歓声を上げる姿が見られた。下平出町の車両基地では、制帽をかぶって運転席に座るなどして運転士気分も満喫した。
1年道上裕翔(みちがみゆうと)さん(6)は「みんなと一緒に乗れて楽しかった」。2年石郷岡(いしごうおか)しずくさん(7)は「運転席にはモニターがいっぱいあってすごい。いい思い出ができました」と笑顔で話していた。