「リハビリはゆっくり進んでいる」と語ったレンドーン、自宅のある敵地ヒューストンでチームに顔出しも…「二度と戻ってこなくていい」とファン冷淡

現地5月20日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地ミニッツミド・パークでヒューストン・アストロズと対戦して9対7で勝利。19勝29敗とし、ア・リーグ西地区の最下位を脱出した。

エンジェルスの地元紙『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者によると、故障離脱してリハビリに励んでいるアンソニー・レンドーンが球場に姿を見せたという。

「故郷ヒューストンの自宅にいるレンドーンが、球場に姿を見せた。ランニングマシンでウォーキングを始めたという。まだ復帰のめどは立っていない」

こうしたフレッチャー記者の報道を受けて、エンジェルス専門メディア『Halos Today』も、「レンドーンは復帰に向けて、長くゆっくりとした上り坂を歩み始める。復帰はまだ先のようだ」と報じている。

33歳のレンドーンは4月20日のシンシナティ・レッズ戦で、内野ゴロを打って一塁に全力疾走。内野安打をもぎとったが、この時に左ハムストリングを痛めて途中交代し、そのまま負傷者リスト入りした。開幕から出場19試合、負傷したレッズ戦での内野安打を含めてその直近6試合で23打数8安打、打率は.348と好成績を残していたなかでの故障だった。
レンドーンは毎年のように故障を繰り返している。2020年に7年2億4500万ドル(当時約368億円)の大型契約でエンジェルスに加入して以来、短縮シーズンだった20年こそ60試合中52試合に出場したが、162試合制に戻った21年は58試合、22年は47試合、23年は43試合しか出場していない。

今年も戦線離脱したレンドーンはヒューストンの自宅で調整中。「リハビリはゆっくりと進んでいる。将来的にハムストリングが断裂しないよう、伸ばした状態を維持しようとしている」とメディアに向けてコメントしている。

同メディアは、「2億4500万ドルの男は、毎年必ず怪我に悩まされる。エンジェルスのファンが聞きたい最新情報ではない」と冷淡に伝えた。

また、米ファンも「自宅に帰っているのか?」「高給取りは自宅でウォーキングか。なんて冗談だ」「やつの中では今は春季キャンプ中」「チームと一緒にいないんだ」「今年は19試合も出たから、もういいだろ」「引退してくれ」「使い物にならない」「二度と戻ってこなくていい」と、冷ややかなコメントをSNSに書き込んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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