被爆後と現代、広島の街を比較 写真展、26日まで開催

被爆3カ月後に撮影された相生橋(上、米国戦略爆撃調査団撮影、米国国立公文書館所蔵、広島平和記念資料館提供)と現代の相生橋(堂畝紘子さん撮影・提供)

 米軍による原爆投下直後と現代の広島の街を、同じ地点から撮影した写真で比較する展示会「街の記憶」が26日まで広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザで開かれている。主催者は「写真を比べて、原爆の悲惨さ、平和の大切さを考えてほしい」としている。入場無料。

 原爆資料館のデータベースなどから、爆心地に近い相生橋や市街地の紙屋町を写した被爆後の写真10枚を選び、同じ構図で撮影した現代の写真10枚と合わせて計20枚を展示する。現代の街は、広島や長崎の被爆者と、その家族を撮影している写真家堂畝紘子さん(41)=広島市=が手がけた。

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