「ムッハァ~たまらんですな」これじゃ宿題がはかどらない?
男の子が覚えた「至高の息抜き」が、Xで注目を集めています。
投稿したのは、Xユーザーの「@koimo77」さん。
当ポストには2024年5月15日時点で130件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。
また記事の中盤では、犬猫のおやつ代についてもご紹介します。
※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
猫ちゃんに見守られながら、宿題を進める少年
「小学一年生にして至高の息抜きを覚えてしまった少年」というコメントとともに投稿されたのは、4枚の写真でした。
写っているのは、自宅で勉強に取り掛かる男の子。ノートの前には猫の「こいも」ちゃんが横になっていて、思わずホッコリする構図です。
鉛筆を手にする男の子の視線は真っすぐノートに向いていて、勉強に集中するようすが伝わってきますね。
続く写真には、男の子が「息抜き」としてとった可愛い行動がおさめられていました……!
チラリと視線を送った「こいも」ちゃん
1枚目では、男の子に背を向ける形で横になっていたこいもちゃん。2.3枚目の写真には、お行儀よく座りながら、男の子のほうを「チラリ」と見る姿があります。
触り心地のよさそうな背中を見せて「撫でて~」と言っているかのようですね。そして男の子は、右手に持っていた鉛筆をノートの上に置くと……?
4枚目には、こいもちゃんの「フカフカの背中」に頬をスリスリする姿が!猫好きさんにとってはまさに「至高の息抜き」と言えそうな光景ですね。ほほえましい行動に、思わず気持ちが温まる瞬間です……!
こいもちゃんと男の子の一コマは、Xを通して大勢の目に留まったようです。ポストには多数のいいねが集まり大反響となりました。
猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均
獣医にかかる医療費
- 2018年:2412円
- 2019年:3016円
- 2020年:2918円
- 2021年:3367円
- 2022年:2392円
- 2023年:3400円
猫の保険
- 2018年:1729円
- 2019年:2349円
- 2020年:1758円
- 2021年:2731円
- 2022年:2069円
- 2023年:1988円
市販の猫主食用キャットフード
- 2018年:2599円
- 2019年:2745円
- 2020年:2673円
- 2021年:2978円
- 2022年:2877円
- 2023年:2988円
市販の猫おやつ用キャットフード
- 2018年:1092円
- 2019年:1303円
- 2020年:1241円
- 2021年:1346円
- 2022年:1356円
- 2023年:1562円
上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。
アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに
同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。
「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
- 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
- 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
- 3位 21.5%:別れがつらいから
- 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
- 5位 18.1%:十分に世話ができないから
上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。
猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?
同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
- 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
- 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
- 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
- 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
- 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから
これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。
様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や
動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。
こいもちゃんは、後輩猫の「サバシ」くんとともに暮らしている
さて、投稿のご紹介に戻ります。
小学一年生にして至高の息抜きを覚えてしまった少年👦 pic.twitter.com/JBDhbo9nic
— こいもちゃん🐈 (@koimo77) May 14, 2024
投稿者さんに、一緒に暮らす猫ちゃんについてお話をうかがいました。
――出会いのエピソードを教えてください。
こいもは保護猫で、もともとは姉を引き取る予定でしたが、タッチの差でよそへの譲渡が決まり「実はサイトに載っていないのですが」と紹介を受けて家族になりました。
保護猫を飼っているということで、日ごろから近所の保護猫団体メンバーとは親しくしていました。そんな中「いい子がいるんだけど、2匹目にどう?」とおすすめされたのが、同居猫のサバシです。
――お名前の由来はありますか?
こいもの姉猫の紹介コピーが「メイクイーン風」ということから、芋を連想し、姉猫よりも小さめだったので、小芋(こいも)としました。
サバシは「サバシロだからサバシ!」と保護猫シェルターで呼ばれていたのが、あまりにしっくり来たのでそのままです。
――普段はどのような子ですか?
こいもは、人間に対して(とくに6歳になる息子には、赤子の頃から見ているせいか)優しく接しています。サバシが来てからは上位者としての自覚がついたのか、貫禄が増しました。
サバシは、コミュニケーションお化けです。初対面の人の膝の上で平気で寝ます。
まだまだ無邪気な年頃ですが、静寂を好むシニアアダルトのこいもちゃんからはウザがられています。それでも鋼のメンタルで、コミュニケーションを諦めないサバシくんです。
――自慢のポイントは何ですか?
こいもは、冬は一緒にお風呂に入って唯一無二の時間をくれること(メディア掲載多数)。
サバシは、どんな状況でも来てくれる、おもてなしもできる接客営業担当。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
参考資料
- @koimo77
- 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」