王者・神戸は2位、川崎は3位、1位は……J1クラブの「トップチーム人件費」が明らかに! 16位の新潟が9億弱に対し、1位クラブは38億6千万円……J1平均は約24億円

昨季王者のヴィッセル神戸は人件費で2位だった 撮影:中地拓也

5月21日、Jリーグは2023年度クラブ経営情報開示の先行発表を行った。2023シーズンのJ1、J2、J3の全60クラブのうち、3月決算である2クラブ(柏レイソル、湘南ベルマーレ)を除いた58クラブの情報が明らかになっている。

サガン鳥栖を除くJ1・15クラブの売上高が前年比で増加した中で、人件費が増加したのは8クラブ。一方、8クラブが人件費を前年から減少させている。

売上高と人件費でともに1位になったのは浦和レッズ。売上高で103億円を超え、人件費は38億6千万円を記録した。人件費で2位は昨季王者のヴィッセル神戸。神戸は前年比で10億円以上小さい数字となった。

3位は川崎フロンターレの32億8700万円で、横浜F・マリノスが4位で30億4200万円。この4チームが、人件費30億円超えのチームとなった。昨季3位のサンフレッチェ広島の人件費は9位で24億3500万円、昨季5位の鹿島アントラーズの人件費は8位の25億3200万円となっている。

■J1平均は23億9600万円

今回発表された16チームの中で最も人件費が少なかったのはアルビレックス新潟で、8億8900万円。前年比で1億3300万円増えたものの、人件費15位のサガン鳥栖よりも少ない数字となっている。なお、J2に降格した横浜FCの人件費は20億8900万円だった。

Jリーグ全体で言えば、トップチーム人件費が増加したクラブは36クラブ、減少したクラブは119クラブ。増加したクラブの内訳は、J1が8クラブ、J2が16クラブ、J3が12クラブだった。

J1平均は23億9600万円で、J2平均は8億600万円、J3平均は2億3500万円だという。

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