【バドミントン】〝シダマツ〟志田千陽&松山奈未に大ブレークを期待する声「華のあるペア」

志田千陽(左)と松山奈未

バドミントンの女子ダブルスで〝シダマツ〟こと志田千陽(27)、松山奈未(25=ともに再春館製薬所)組に、大ブレークを期待する声が上がっている。

世界選手権などに次ぐ大会に格付けされる全英オープンの2022年大会で初優勝。24年大会は準優勝した。日本のお家芸とされる女子ダブルス界で着実に力をつけ、約1年間の厳しいパリ五輪選考レースを勝ち抜いた。21日には日本協会がパリ五輪の代表選手を発表。初切符を得た松山は「楽しみながらプレーをしたいし、みなさんにも楽しんでいただけたらうれしい」と笑みを浮かべた。

スピード感あふれる攻撃が〝シダマツ〟の長所で、海外でも高い人気を誇っている。日本のバドミントン界を長きにわたってけん引した男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)が4月に代表を引退した中で、次なるスターに名乗りを上げる可能性を秘めている。あるバドミントン関係者は「志田選手と松山選手は華のあるペアだと思う。パリ五輪で結果を集めたら、より人気が高まると思う」と指摘した。

この日、都内で行われた会見に出席した志田は、大一番に向けて「今自分たちが持ってる一つひとつの精度を上げていきたい」ときっぱり。花の都で輝きを放つことはできるか。

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