日焼け止めだけでは防げない!? “彩り野菜”の抗酸化パワーで、紫外線から肌を守ろう♪ #Omezaトーク

By FYTTE 編集部

シミだけでなく、シワやたるみなどの原因にもなる紫外線。日焼け止めは塗っているけど、じつはそれだけでは紫外線対策としては不十分なのだとか。内側からのケアが大切ということで「カゴメあざやか生活研究所」の<「内側からきれいに」UVケア勉強会>に参加してきました!

紫外線対策について教えてくださったのは、美容皮膚科医の小林智子先生。小林先生によると「紫外線は1月頃から少しずつ増え始めていて、4月~10月頃までは特に紫外線量が増加。しかし、実際は、紫外線は年中降り注いでいるため、季節を問わずUV対策することが必要」とのこと。しかも、日本の紫外線量は年々右肩上がりで増えてきているそうです!

紫外線を浴びると肌の中で活性酸素と呼ばれる物質が作られ、活性酸素は増えすぎると悪さをするそう。
小林先生は「活性酸素は肌細胞であるメラノサイトに働きかけ、メラニンの産生を促し、このメラニンこそが隠れジミと呼ばれ、シミの原因となります。また、紫外線はシミだけでなく、肌の老化を進行させ、シワ、たるみといったさまざまな症状を引き起こすこともわかっています。紫外線の浴びすぎは肌にダメージを蓄積させていく原因となります」と語ります。

では、体内での活性酸素の働きを抑えるにはどうしたらいいのでしょうか。答えは、ずばり「緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイド、中でもβ-カロテンをとること」と小林先生。

「緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドは、活性酸素を消去する働きを持っています。にんじんのβ-カロテンや、トマトのリコピンがそれに当たります。カロテノイドは体内で長く保持され、加熱にも強いという特徴があります。また、中でもカロテノイドの一種であるβ-カロテンは肌に蓄積されやすく、常に肌に蓄えておくことで隠れジミの予防機能が期待できます」

紫外線対策、美肌効果というと、ビタミンCをとっているという人も多いと思いますが、じつは、ビタミンCには弱点があるのだとか。
「ビタミンCは体内にとり入れてもすぐに代謝されてしまうので、こまめに摂取する必要があります。また、加熱にも弱く、生でとる必要があります」
それに対して、カロテノイドは体内で長く保持され加熱にも強いため、ふだんの食事でとるなら、カロテノイドのほうがとりやすいというワケですね。

カロテノイド、中でも“隠れジミ予防機能効果が期待できるβ-カロテン”を効率よく摂取する方法も教えて頂きました。
「野菜からの栄養吸収率を高めるためには、生で食べるよりもミキサーにかけてジュースやスープにしたり、加熱調理をしたりするのがおすすめです。野菜などの植物の細胞は、細胞壁と呼ばれる硬いバリアによって守られています。そのため、ミキサーにかけたり、すりつぶしたりして野菜を破砕し細胞壁を壊すことが重要です」

また、カゴメの研究によると、生野菜よりも野菜ジュースのほうが栄養吸収率が高く、β-カロテンでは1.5倍、リコピンでは3.8倍も吸収率が高いという研究結果が得られているそうです。すごい!

会場に飾られていた、にんじんのブーケ

お土産に、にんじんのブーケをいただきました!

さらに「紫外線を浴びる前に、β-カロテンをとる」と、よりよいとのこと。これからの時期は、紫外線を浴びる前に、にんじんジュースやスープをとるようにしようと思います♪(編集デラ)

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