「俺も騙されてる?」頂き女子りりちゃん、タワマン殺人で全国の “おぢ” が目覚めた!パパ活女子に殺到する阿鼻叫喚LINE【画像あり】

懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡された “りりちゃん” こと、渡邉真衣被告(写真・時事通信)

「困りましたよ。『俺も騙されてる?』ってしつこく聞いてくるので……」(A子さん)

貢げども貢げども、恋は実らず――。“おぢ” と20代女性の間で起きた2つの事件が世間を騒がせている。

「4月22日、男性の好意につけ込み多額の現金を手に入れたうえ、そのマニュアルを販売していた “りりちゃん” こと渡邉真衣被告(25)に対し、名古屋地裁が懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡しました。

さらに5月8日には、西新宿のタワーマンションで自称・配送業の和久井学容疑者(51)が、平澤俊乃さん(享年25)を刺殺するという事件も発生。ガールズバーの客と店員という関係だった2人ですが、和久井容疑者は趣味の車やバイクを売って1000万円以上を注ぎ込むなど、平澤さんに入れ込んでいたことがわかっています」(社会部記者)

この2つの事件が、“パパ活女子” に大きな波紋を呼んでいるというのだ。

「年上の男性、通称 “おぢ” からデートや肉体関係の見返りにお金をもらうのがパパ活女子です。その一部は “りりちゃん” をまねて、相手に本気の恋愛感情を抱かせたうえ、学費や借金返済など嘘の理由を並べ立て、お金を貢がせていました。

ところが、りりちゃんの事件が広まったせいで、“おぢ” たちが『もしかすると、自分はカモにされているのでは』と勘づきだしたのです。タワマン刺殺事件の一件もあり、女性陣も逆上されては困ると戦々恐々としています」(風俗ライター)

実際、ラウンジに勤務する26歳のA子さんは、“おぢ” の気づきをきっかけに関係を解消したという。

「相手はお店の常連客で、士業を営む40代です。2年ほどのつき合いで、コンスタントに毎月50万円ぐらいは貢がせていたんですよ。何度もホテルに誘われましたが、指一本触らせていません」

A子さんは8月からオーストラリアに移住するつもりだが、“おぢ” とは同月から同棲する約束をしていた。焦りのLINEが届いたのは、渡邉被告の裁判の判決が出た翌日だった。

「同棲するための家を探すのに加え、私を親に会わせたいと言ってきて……。突然どうしたのかと聞いたら、『りりちゃんのニュースで不安になった』と。

8月になったらLINEをブロックして関係を断つつもりでしたが、うるさいので仕方なく早めにお別れすることにしました」(A子さん)

コンセプトカフェ勤務のB子さん(27)は、常連客の30代会社員からの詰問に、西新宿の事件を重ね合わせたという。

「私が彼からクリスマスに指輪を受け取ったことで、両想いになったと思い込んでいるみたいです。『俺が養ってやるから』とも言われましたけど、迷惑だしすごく怖いです。どうすればいいのか……」

哀れな “おぢ” に共通するのは、彼女との “お家デート” を執拗に求めるところだ。C子さん(29歳)はこう語る。

「相手は、出会い系アプリで知り合った50代の会社経営者です。そもそも本名すら教えていないのに、自宅なんて教えるわけがない。このLINEのとおり、私は相手のことを『飯2』と呼んでますからね。1回の食事で、2万円くれるからです。

でも、この人はりりちゃんの一件で、私にブロックされれば終わる関係なのが不安なようで、普通のカップルっぽいことをやたら求めてくるんです。こういう “おぢ” を私たちの間では “目覚めおぢ” と呼ぶのですが、なだめるのが大変です」

“被害者” が減ればニュース冥利に尽きるわけだが、話はそう簡単ではない。冒頭のA子さんにフラれた男性に、事情を話して取材を申し込んだところ、

「まったく信じられません。彼女は別れ話をするときも、しっかりと僕の目を見て話してくれました。今はただの冷却期間だと思っています」

と口にした。

寝言はやめて、目を覚ましては……。

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