田中圭「大入り御礼」舞台終わりの「ほろ酔い姿」目撃! 芸能界有数の「酒好き」に節制を決心させた「生命にかかわる大事件」

2時間ほど舞台の打ち上げを楽しんだ田中圭と奈緒たち。飲み会中は、陽気に笑う4人の声が店外にまで漏れていた(写真・吉田 豊)

2024年5月上旬、田中圭主演の舞台『Medicine(メディスン)』が、東京・三軒茶屋にある世田谷パブリックシアターの「シアタートラム」で幕をあけた。248人ほどの劇場には、連日、当日券を求めて並ぶ観客がいるほどの大盛況ぶりだ。

「アイルランドの劇作家エンダ・ウォルシュ氏により、2021年に英国で公演されると、瞬く間に大反響を呼び、日本公演が決まりました。田中演じるジョンは、病院とおぼしき施設のレクリエーションルームで、自身の壮絶な生い立ちを語ります。それに合わせて、俳優役ふたりとドラマーがその情景を再現する作品です。共演者は、奈緒さん、富山えり子さん、ドラマーの荒井康太さんの3名のみです」(演劇担当記者)

立ち見席も埋まるほどの大入り満員になるのは『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)でブレイクを果たした、田中の存在が大きい。

「普通、彼クラスの俳優は、いくら主演とはいえ、採算の合わない芝居は事務所がやらせません。それをあえてするのは、彼の担当マネージャーが演劇好きであることと、世田谷パブリックシアターが、彼のブレイク前から彼を主演に据えた芝居を続けているという、長年の関係が構築されているから。この関係がなければ、ありえない配役なんです」(演劇関係者)

大人気俳優を間近で見られる今回の舞台は、ファンにとって絶好の機会というわけだ。だが、舞台を見たファンは、意外にも“田中ラブ”状態ではなかった──。

「圭さんの熱演は胸にくるものがありましたが、どういうコンセプトの舞台なのかは、いまいちわからなかったです(笑)。フェードアウトして、幕引きとなっても、ポカーンとしている人が多かったです」(舞台の観客)

終演からしばらくすると、迎えに来た車に田中が乗り込んだ。まっすぐ帰宅かと思いきや、田中は、劇場から5分ほどの場所にある、隠れ家風の鉄板焼き店へ。店には、すでに共演者が入店しており、田中の後に続くように、奈緒の入っていく姿が。開幕を祝しての、打ち上げの席だったようだ。

なじみの店なのか、閉店時間を過ぎても彼らが出てくる様子はない。それどころか「奈緒にそれ、言うか? ワハハ!」と、陽気に笑う4人の声が、店外にまで漏れている。

2時間ほどすると、打ち上げも“終幕”したのか、パラパラと彼らが退店。店の前で少し雑談をかわし、それぞれタクシーを捕まえるため、手をあげて道路目線を向ける。田中は共演者をひとりずつ見送ると、最後に勢いよく手を振り、タクシーを停め、千鳥足のまま乗り込むのだった。

「田中さんといえば、芸能界きっての酒好きで有名です。2020年9月には、泥酔状態でタクシー料金が払えずにトラブルになっていたことを報じられるなど、お酒にまつわる失敗エピソードは後をたちません」(芸能記者)

しかし、最近は深酒をしなくなったと話すのは、別の舞台関係者だ。

「ある大劇場での舞台の本番中、田中さんが開演30分前になっても楽屋入りしないことがありました。田中さんの登場は、開演して30分後だったとはいえ、当然、楽屋はザワザワし始めます。結局、田中さんが楽屋入りしてきたのは開演15分前だったそうです。

理由を聞くと、前日、打ち上げで飲みに行って、いつものごとく深酒をしたと。田中さんはひとりで歩いて帰り、足もとがおぼつかないほど飲んでいて、トラックと接触事故を起こしてしまったそうです。不幸中の幸いだったのは、ケガは軽く、舞台にも支障は出なかったこと。ですが、事務所からも奥さん、娘さんたちからも、ものすごく雷を落とされたようです。俳優生命にかかわる大事件の教訓として、それ以来、ドラマの打ち上げでもへべれけになるまで酔うことはなくなったそうです」

大好きなお酒の飲みすぎに注意するようになった田中。演技の仕事に、思いっきり打ち込んでほしい。

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