全国のバー名店が集う「ウイスキー&スピリッツフェス」 6月2日、佐賀県内初開催

初のウイスキー&スピリッツフェス開催へ向け打ち合わせをする実行委員会のメンバー=佐賀市呉服元町の「サカナンバー」

 「第1回ウイスキー&スピリッツフェス佐賀2024」が6月2日正午から、佐賀市松原のARKS(アルクス)で開かれる。東京や福岡などのバーの名店が集い、各地のウイスキーやスピリッツを飲み比べることができる。日本のウイスキー誕生100年の節目に合わせ、県内のバーテンダーらが初めて企画した。コロナ禍の影響や物価高から自宅で飲酒する「家飲み」が定着してきている中、主催者は「フェスを機に、バーを巡る楽しさを感じてほしい」と来場を呼びかけている。

 福岡では10年以上前から同様のイベントが開かれており、「佐賀でも、ウイスキーやスピリッツに特化したフェスの開催を」と望む声に応えた。

 当日は県内をはじめ、福岡や兵庫、東京などからバーの名店が37店舗、ピザやカレーなどを販売する食事ブースには8店舗が出店する。実行委員会のメンバーで「BAR YAMAZAKI」店主の山﨑秀幸さんは「全国津々浦々の名店が佐賀に集結する。それぞれの店舗に行かないと飲めないような、よりすぐりのレアなウイスキーやテキーラ、クラフトジンなどを飲むことができる」と話す。

 ウイスキーやスピリッツになじみがない人も、ブースを回り、蒸留所の関係者や店主の説明を聞くことで、知識を深めるきっかけになるとしている。入場料2千円、ブースでの飲食は別料金となる。

 チケットはイベント公式ホームページに記載の店舗で販売、ホームページでデジタルチケットを購入できる。開催時間は午後5時まで。小雨決行。20歳未満の入場は禁止。問い合わせは山﨑さん、電話090(8417)5943。(秋根紗香)

初のウイスキー&スピリッツフェスへの来場を呼びかける実行委員会のメンバー=佐賀市呉服元町の「サカナンバー」

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