日本酒、ワイン…七つの蔵で多彩な企画 6月から竹田、豊後大野市でくらくらくら祭【大分県】

久住ワイナリーのレストランでワインとコース料理を楽しむインフルエンサーやメディア関係者=竹田市久住町久住
豊後大野市緒方町下自在の吉良酒造で吉良享子専務(左から2人目)から塩こうじやみその造り方を学ぶインフルエンサーやメディア関係者

 【竹田・豊後大野】竹田、豊後大野両市にある日本酒、焼酎、ワイン、クラフトビールの計7カ所の蔵で6月1日から「くらくらくら祭」が開かれる。酒と食の組み合わせを楽しむ企画、酒に関連したワークショップなど多様なプログラムを各蔵が用意している。7月15日まで。

 昨年に続き県豊肥振興局が企画した。竹田市の萱島酒類(竹田町)、久住ワイナリー(久住町久住)、くじゅう水泉郷地ビール村(久住町白丹)と、豊後大野市の藤居醸造(千歳町新殿)、牟礼鶴酒造(朝地町市万田)、吉良酒造(緒方町下自在)、浜嶋酒造(同)が参加する。

 各蔵はオリジナルのプログラムとして、▽つまみ、みそ、塩こうじなどを造る体験▽ボトルのラベル作成▽酒・ワインと料理のペアリング▽原材料となるブドウ畑のガイドツアー▽キャンプ体験―などを計画。施設の案内をする蔵もある。

 料金は1人当たり2千~1万1千円。ハンドルキーパー用や、子ども料金を設定したプログラムもある。

 16、17の両日、交流サイト(SNS)などで情報を発信するインフルエンサーやメディア関係者を対象にした体験会があった。みそ・塩こうじ造り、ワインと組み合わせたコース料理などを満喫した。

 同振興局地域創生部の渡辺愛梨主事(24)は「今回の体験を入り口として、各蔵の特徴や魅力を知ってもらうとともに、自然が豊かな豊肥エリアに酒蔵が豊富に存在することに気付いてもらえれば」と話した。

 企画の開催日程は蔵によって異なる。県豊肥振興局のホームページで詳細なプログラムなどを紹介している。申し込みは各蔵へ。

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