84歳アル・パチーノ、ゲティ誘拐事件を描いた新作でマフィアのボス役 禁断の恋愛も描かれる

俳優アル・パチーノ(84)が、新作スリラー映画『キャプテヴェイテッド』でマフィアのボス役を演じる。1973年のジョン・ポール・ゲティ3世の誘拐事件を新たな視点から描くとされる新作に向けては、ケイティ・ホームズとトビー・ケベルの出演も決定した。

ジャン・ポール・ゲティの孫であるジョンの誘拐事件に関与したカラブリアのマフィアのボス、サロを年代に分けてアルとトビーが演じることになり、身代金交渉の中でケイティ演じるジョンの母に恋愛感情が芽生えることでマフィアを危険に陥れることになる姿が描かれる。

サロことサヴェーリオ・マンモリーティの甥であるマイケル・マンモリーティが、マイケル・ベナローヤ、マナスヴィ・マムガイと共にプロデューサーとして参加、カンヌ国際映画祭で配給会社探しを開始している。マイケルはこの作品に向け長年取り組んでおり、同じ事件を扱った2017年公開作『ゲティ家の身代金』の脚本にも異論を唱えていた。

長年注目を浴びているこの事件だが、犯人の一人が被害者の母アビゲイル・ハリスに特別な感情を持っていたことが取り上げられるのは今回が初となる。マイケルは「私たちの目的は、50年以上も声を持たなかった人物に、誰も知らないこの事件の一面を語ってもらうことです」とコメントしている。

マイケルがロビン・シュシャンと執筆した脚本をディート・モンティエルが監督、年内にもイタリアで撮影開始予定となっている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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