米アップル、独禁法訴訟を退けるよう求める iPhone巡り

David Shepardson

[ワシントン 21日 ロイター] - 米アップルは21日、スマートフォン市場におけるiPhoneの支配的地位を利用して競争を阻害したとされる独占禁止法(反トラスト法)訴訟を退けるよう求める姿勢を示した。

司法省などは3月、規模で劣る競合他社に不利益を与え、価格上昇を招いたとしてアップルを提訴した。

アップルは、ニュージャージー州の裁判所に提出した書面で「(自社は)独占企業とは程遠く、確固たる地位を確立したライバル社との激しい競争に直面している」と説明。同省などの訴えは自社が価格をつり上げる能力があるとの証拠を示していないなどと主張した。

書面は裁判所が当事者に提出を義務付けているもので、政府側は7日以内にアップルに反論する見込み。

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