マカオのホテル客室宿泊権を転売して客から金銭騙し取る…中国人の女逮捕

詐欺容疑で逮捕された女(写真:マカオ治安警察局)

 マカオ治安警察局は5月20日、マカオのホテル客室宿泊券を転売して客から金銭を騙し取ったとして40歳の自称無職の中国人(中国本土居民)の女を詐欺容疑で逮捕したと発表。

 同局によれば、中国本土からマカオへのインバウンド旅客から、今年(2024年)3月下旬にスマートフォンのアプリを通じて見知らぬ人物に3300人民元(日本円換算:約7.2万円)を支払ってコタイ地区にあるホテルの2泊分の宿泊権を手に入れたが、当該ホテルにチェックインして1日後に関係者この人物から連絡があり、継続滞在が不能となったため、2泊目分を返金すると申し出があったが、結果的に返金を受けられず、騙された可能性があるとする通報が寄せられたとのこと。

 その後、同局が被害者から提供を受けた情報などをもとに容疑者の女を特定。5月14日、女が關閘イミグレーションからマカオ入りした際、同施設内で逮捕に成功したという。

 女は同局の調べに対して詐欺の意図はなかったとした上、他人に委託されてホテル客室を転売したと供述したが、委託元の連絡先を提供できず、同局は女を詐欺罪で検察院送致する方針とした。

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