国内初開催の国際保健会議 11月に長崎で 出島メッセ、2000人参加の見込み

大石知事と会談するアドナン・ハイダー理事長(中央)ら=長崎県庁

 長崎市尾上町の出島メッセ長崎で11月、国際保健医療に関する世界最大規模の国際会議(HSR2024)が国内で初めて開催される。100カ国以上から1500~2千人の参加が見込まれている。
 HSRは保健医療システム分野の世界最大の学会組織「HSG」(ヘルス・システム・グローバル)が主催。2年ごとに開き、長崎大会が8回目。長崎大と国際協力機構(JICA)が共同で招致し、国内代表としてホストを務める。
 メインテーマは「公正で持続可能な保健システム」。保健医療のシステムや政策について議論する。日程は11月18~22日。初日は五島市や長崎市で学習ツアーなどがあり、19日に正式に開会する。
 HSG理事会のアドナン・ハイダー理事長らは会場視察や打ち合わせのために来日。21日は県庁と長崎市役所を訪問した。県庁では大石賢吾知事と会談。ハイダー理事長は、長崎の人々の温かさに触れたと印象を語り、シンポジウムへの支援に感謝の意を示した。

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