窪塚愛流&蒔田彩珠 ロリータファッションで着飾り、幸せいっぱいな表情 「ハピネス」本編映像

窪塚愛流と蒔田彩珠主演の、嶽本野ばらによる同名小説の映画化作「ハピネス」(上映中)から、窪塚愛流演じる雪夫と蒔田彩珠演じる由茉のふたりが、ともにロリータファッションで着飾り、幸せいっぱいな表情を見せるシーンの、本編映像が公開された。

本編映像は、憧れの場所を訪ねるため、お気に入りのブランドのドレスに身を包んだ由茉(蒔田彩珠)と、そんな彼女に合わせて初めてのフォーマルスーツで着飾った雪夫(窪塚愛流)の姿を捉えたもの。待ち合わせ場所にたたずむ”王子さま”のようなエレガントな雪夫の姿に、思わず驚きの声をあげて駆け寄る由茉。照れくささをにじませながら「(一緒にいて)恥ずかしくない格好をしたかったから」と告げる雪夫に、由茉は優しい笑顔を見せる。「きみは、世界で一番ステキな、最高の彼氏だよ」と語る由茉の目には、うっすらと光るものが見える。

限りある貴重な時間を輝かせようとする雪夫の奮闘と、由茉の幸せに満ちた表情が収められたシーンとなっている。

「ハピネス」は、残り少ない日々を命の限り輝かせようとする少女と、そんな彼女の夢を全力で支えようと奔走する少年とが繰り広げるラブストーリー。嶽本野ばらによる同名小説が原作で、窪塚愛流と蒔田彩珠が主演を務め、吉田羊、山崎まさよし、橋本愛らが顔をそろえる。監督は数々の人間ドラマを描いてきた篠原哲雄。脚本を、「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」「夜明けの街で」の川﨑いづみが担当している。

一足先に本作を鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■奥平大兼(俳優)
窪塚愛流×蒔田彩珠
同世代で親交もある2人で、この組み合わせは想像できませんでしたが2人の間に流れる雰囲気がとても良かったです。
死というものを意識してなお見えてくるものがあり、その中での雪夫の高校生ならではの無力さもありながらも彼女のそばにいる姿と残された時間を恋人や家族と楽しもうとする由茉。
そしてその周りの人々の言葉がとても印象に残ります。
出会えたことが奇跡。恋をしているのもまた奇跡。人との繋がりの暖かさを感じる作品でした。

■窪塚洋介(俳優)
ロリータファッションという世界を通して覗かせてもらった物語。
その世界にあった限りなくピュアな思いや台詞にハッとさせられ続けた。
あたたかな心のぬくもりが"ハピネス"でした。
劇場から出たお客さんたちが食べる食事は間違いなくカレーでしょう。

■尾上右近(歌舞伎俳優)
胸が押しつぶされそうになりながらも、無性にカレーが食べたくなる・・・
こんな映画が今までにあったでしょうか。
若い二人が真剣にお互いを見つめ合い、受け止め合い、そして愛し合う。
切ないけれども観終わったあとには優しく前向きな気持ちが込み上げる、ちょっぴりスパイスの効いた純愛ラブストーリーを是非お楽しみください。

■アン ミカ(モデル・タレント)
愛する人との出会いや、一緒にいられる事は当たり前ではなくすごく幸せな事。
様々な愛の形が存在する世界で、お互いがお互いを大切に想い合う大切さ。
年齢を重ねてきたからこそ気づけるものですが、私が高校生の時に体験していたらとても受け止められないと思います。
家族の尊さ、葛藤や喜び、懸命に生きる強さ、恋人への優しさ、愛おしさ、全てを感じる事ができました。
1日1日が奇跡だと思わせてくれる二人の物語を、ぜひ大切な人を思い浮かべながら見ていただきたいです。

■YOU(タレント)
ハピネス
彼らの有る場所は 常に光を集めたようで眩しい
彼女が口にする言葉は 彼を私たちを導く優しい光の道標のようだ

■内藤裕子(アナウンサー)
幸せはささやかなものだということを、この作品の中のカレーが気づかせてくれました。
香り漂う様々なカレーが登場し、美味しいものを愛しいひとと共に分かち合える喜びが、生きる上での原動力になっているのだと教えられました。
大切なひとと一緒にカレーが食べたくなる映画です。
『ハピネス』を観終わった後、涙があふれ、余韻に浸りながら作って食べたカレーの味は深く心に刻まれました。

■岩崎う大(芸人)
一週間で死んでしまう彼女。そんな話観たくないと思う人にこそ観てほしい。
あまりに美しく優しい世界に僕は感動した。
そして、それは死にゆく彼女が感じた世界そのままなのだろう。
寓話的な世界の中にあるリアルに胸を締め付けられながら、終わらないでほしい世界に没入できた観客の僕は幸せでした。

■井手上漠(モデル・タレント)
死ぬ直前にしか生きている意味はわからない。
だから意味なんて常に抱えて生きる必要はない。
その意味に気づいた時平凡な日々が輝き始める。
それが死後であってもきっと言葉にはならない何かに満たされるだろう。
好きを並べた日常は当たり前じゃない、でも当たり前にしたい。

■岡野く仔(漫画家)
『すき焼きよりも、カレーを選んだ普通の子なんだよ』
普通の女の子、普通のカップル。ちょっと珍しいのは好きなお洋服だけ。
だけど訪れた、悲しくも尊い一週間に涙が止まりませんでした。
可愛い服も、噛みしめる大事な時間も、その後遺された人も、全部見てほしい。

■常喜寝太郎(漫画家)
”好き”は、嫌なことも忘れ、時間を忘れ、周りの目をなくして、死ぬことすら忘れられる
1週間後死ぬ彼女・・・なのに人は彼女から勇気づけられる
なにかに躓いてる人が、この作品に出会えたらきっと自分らしく生きようと思えるでしょう
僕もその一人だ

■細井裕司(奈良県立医科大学 理事長・学長)
私は、医師として長年人の命について考えてきました。そして、多くの方の死に立ち会ってきました。
その方の家族、恋人、友人と共に命がつきる瞬間を共にしてきました。
奈良県立医科大学とMBTコンソーシアムは、「MBTみんなで守るいのちの映画祭」を毎年行っています。
篠原哲雄監督に審査委員長をお願いしています。
「いのち」について深い考えをお持ちの監督ならではの本作品の感動を、皆様にも味わっていただきたいと思います。

【作品情報】
ハピネス
上映中
配給:バンダイナムコフィルムワークス
©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

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