電撃解散の元プラマイ兼光、都内自宅のローンは「1億2000万円」 『相席食堂』で切実「返せますように」

兼光タカシ【写真:ENCOUNT編集部】

MCの千鳥へ不気味な予告「何が起こるか分かりませんよ」

元プラス・マイナスの兼光タカシが21日、ABC『相席食堂』(火曜午後11時10分)に出演。2月に元相方・岩橋良昌が吉本興業から契約解除されてコンビ解散となり、ピン芸人として活動している兼光が『がんばれ兼光!相席』と題した番組史上初の1人で1時間スペシャルの相席旅に挑んだ。

福井県若狭町を訪れた兼光は、天狗の絵が書かれた皿に願い事を書いて投げる『かわらけ投げ』で「(都内の)家のローン1億2000万円が返せますように」「2年4か月待った800万円の車が事故りませんように」と切実な思いを叫んだ後、振り返って「ピン芸人の兼光タカシです」と笑顔であいさつ。

MCの千鳥は「頑張れ」と激励し、ノブは兼光の妻が妊娠したことも付け足し「これが男の正念場の顔です」と伝えた。「笑うしかないんだ」と理解した大悟は、「とにかく岩橋がやめちゃったから、(2023年の)上方漫才大賞まで獲る、『もう漫才で一生安泰、絶対に食っていける。NGKのトリを取れる』がゼロ」と兼光の胸中を慮った。

兼光は「相方がぶっ飛びました」と突然の解散について口にし、「“寝耳に水”どころか“寝耳に硫酸”ぐらいびっくりしてるんですよ」と表現したところで、岩橋の顔にモザイクがかかったコンビの画像が映し出され、千鳥が映像をストップ。SNSの不適切投稿が契約解除の要因となった岩橋に対し、大悟は「岩橋、お前、テレビの前で一応、笑うとけよ」と呼びかける横で、ノブはX(旧ツイッター)を投稿する仕草。大悟は「おい岩橋、これはすてきなイジリやからな。勘違いすなよ」と説明し、“暴走”を制止した。兼光は元々定評のあるものまねに加え、ロケやトーク番組もどんどん頑張りたいと意気込みを明かした。

水辺の美しい景観を前に「オーシャンビュー!」と岩橋のギャグをかまし、「相方がおったら絶対言ってたやろうな」と発言。のどかな景色を歩く際も「こういうところに前の相方来さしたらよかったんかな」と思いやる様子に、ノブは「未練タラタラやん」とツッコミを入れた。大悟は「だって話し合いもしてないんだから、まだ。こいつの中では解散したかどうかも分かってない。直接はしゃべってないんやろ。残像に(気を)とられて常に『岩橋がいたらこう』。最初はしょうがない」とフォロー。ノブは「もう解散したんだよ、兼光」と声をかけた。

オール巨人に扮(ふん)して居酒屋に入った際は、女性から「(元相方に)怒ってる?」と質問された。兼光は、巨人の口調のまま「怒ってる部分ありますよ、そらもう。こんな終わり方あります? 怒りもあります。悲しみ、切なさ」とつないだ後、「いとしさと切な、たたと、心強さ……かんどるわ」と痛恨ミス。ノブが「岩橋見ろ! 岩橋見ろ! いま、兼光は頑張ってるよ」とピンでの奮闘をねぎらうと、大悟も「ホンマにそうやで。今のはすごいシーンやで」と同調した。

番組で巨人、淡谷のり子さん、瀬川瑛子、笑い飯・哲夫、麒麟・田村、トータルテンボス・藤田、大木こだま、さかなクン、美輪明宏、フリーザらものまねネタはフル放出。水中にもピンマイクをつけたまま3度落ちてみせるなど、気合満々だった兼光。最後に「ピン芸人1年目っていうことで、非常にいい経験をさしてもらいました。前向きにドンドン頑張っていくっていうことを決めましたんで。新生・兼光タカシ、見といてください」と前向きに話した後、「でも、人生ね、何が起こるか分からんので。21年やってきて、解散すると思わなかったんで。千鳥さんも、何が起こるか分かりませんよ。解散、ありますから。笑ってられませんよ、ホンマに。千鳥さん」と不気味な予告。「イヤな終わり方」とノブを怖がらせた。ENCOUNT編集部

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