「動物の命をなんだと」捨てられた子猫、ミルクも飲めないほど衰弱 発見者の怒り「この子達をどうするんですか」

家の敷地内に遺棄されていたという4匹の子猫【写真:コハちゃん(@KOHAKU_CHACHA)さん提供】

段ボール箱の中で身を寄せ合う4匹の子猫……。家の敷地内に遺棄されていた子猫を保護したという投稿がネット上で話題を呼んでいます。7歳のスコティッシュホールドとラガマフィンの2匹の猫を飼育している、投稿者のコハちゃん(@KOHAKU_CHACHA)さんに話を聞きました。
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家の敷地内に遺棄されていたという4匹の子猫を保護

「ウチの敷地に放置して行った人、この子達をどうするんですか」

今月15日に投稿された写真には、段ボール箱の中で身を寄せ合ってうずくまる4匹の子猫の様子が収められています。投稿は6000件を超えるリポスト、5万件以上の“いいね”を集めるなど話題に。「酷すぎる…動物の命をなんだと思っているのか」「こういう捨て方をする人、自分だけ責任からも罪悪感からも逃げて押し付けて本当に卑怯ですよね…」「どんな神経してたら、こんなことができるのか全くもって理解できない。捨てることも、他人の敷地内に置いて行くことも」「こんな可愛い子捨てる奴、許せん なんで全く無関係の人が労力費やして里親捜ししなきゃいけないんだ。無責任すぎ」と憤りの声が相次いでいます。

「16日の朝に鳴き声がしたものの、特に気にも止めていませんでした。夕方になって敷地奥の屋根のある自転車小屋に箱があるのに気づき、近づいたら猫が入ってました。猫を捨てた人にはもちろん憤りがありますが、わざわざ門を入り、敷地奥まで運んでくるあたり、(私が)猫好きと知って狙われたのではと思っています。近所にシャムの野良を複数見かけたことがあるので、その子がよその家に産んで、こちらまで運んだのかと思います」とコハちゃんさん。

発見当初、子猫たちはジッと固まっていて歩くのもおぼつかず、猫用ミルクやウエットフードも自分では食べられないほど衰弱した状態で、2日目、3日目になってようやく食欲が戻ってきたそう。発見から5日以上が経過した現在は元気に走り回るほどにまで回復しているといいます。

猫たちの今後については、里親希望のメールが殺到している状況だといい、「虐待目的で引き取る話もよく聞くので、そこは慎重に、まず近所、知り合い、知り合いの知り合いを当たっています。1匹近所の優しい猫好き家庭にもらわれることが決まり、あと1匹は身内のものが思案中、1匹はウチが引き取ることも考えていますが、先住猫との相性もあるので今はあちこちに声がけしてる状況です。(保護した)兄弟猫が仲良く遊んでいる様子を見ると癒されると同時に、引き離すのがかわいそうになってきます」と話しています。

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