元職員が“有料ごみ袋”使わず“家庭ごみ”を処分 ごみ収集車に捨てるところを目撃され注意されるも現場立ち去る

熊本市西区土木センターの元職員の男性が、4月にセンターの敷地内に止めてあったごみ収集車に、有料ごみ袋を使わず家庭ごみを捨てていたことが分かった。
男性は市の聞き取りに対し「申し訳ないことをした」と事実を認め、熊本市は不法侵入などで警察に被害届を提出することを検討している。

敷地に立ち入り収集車に家庭ごみ捨てる

熊本市西区土木センターによると、2023年3月までセンターに勤務していた60代の元男性職員は4月13日の午後、センターの敷地内に許可なく立ち入り、止めてあったごみ収集車の投入口に家庭用のごみを捨てていたということだ。

止めてあったごみ収集車は普段は公園などで出たごみなどを回収するのに使われていて、元職員はごみ袋3袋分ほどのごみを捨てているところを職員に発見され、注意されたがそのまま立ち去ったという。

元職員は5月16日午前にセンターを訪れ、聞き取りに対し「捨てたのは今回が初めて」と事実を認め、その後、職員に付き添われ熊本南警察署に向かった。

不法投棄や不法侵入容疑で被害届検討

熊本市西区土木センター・弓削秀和所長:
本人が「警察に出頭したい」と言ったので、警察に行って被害届の提出を(検討している)

熊本市は、ごみの不法投棄や敷地への不法侵入で警察に被害届の提出を検討していて、「有料ごみ袋を使うルールを守っている市民のみなさんに申し訳ない。厳正に対処する」としている。

(テレビ熊本)

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