港珠澳大橋を通過した出入境者数、過去最速で1000万人突破―中国

港珠澳大橋を通過した出入境者数が過去最速で1000万人を突破しました。

香港・マカオ住民と大陸部住民の「双方向移動」ブームが続いていることに加え、香港の自家用車の広東省への乗り入れが可能となる「港車北上」など多くの政策の実施により、今年に入り、広東省珠海市と香港・マカオを結ぶ「港珠澳大橋」を通過した出入境者数が増え続けています。港珠澳大橋珠海道路検問所の統計によりますと、その数は21日午前9時40分までに延べ1000万人を突破しました。前年同期比127.7%増で、1000万人突破は前年と比べて4カ月早く、検問所設置以来の最速記録を更新しました。

香港・マカオ住民の「北上」ブームが続いていることが出入境者数増加の要因です。検問所の分析によりますと、「港車北上」と、マカオの自家用車の広東省への乗り入れが可能となる「澳車北上」が進むにつれ、ますます多くの香港・マカオ住民が、港珠澳大橋を通過して「北上」し、旅行・観光やレジャー消費をするようになっています。港珠澳大橋珠海道路検問所を通過して出入境した香港とマカオの旅客数は前年同期比126.3%増の延べ602万5000人で、客の流れ全体の60.4%を占めています。香港・マカオナンバーの車は延べ109万5000台を超え、月平均増加率は10%を超えています。

珠海道路検問所では、週末および祝日の1日当たりの客の流れは平日の1.5倍の延べ6万1000人、車の流れは同1.3倍の延べ1万6100台となっています。(提供/CRI)

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