新会社設立、NearMeがスマートシャトル設立 地域の課題解決目指す

株式会社NearMe(以下、ニアミー)は5月21日、新しい移動体験の追求・創出を通じて、地域や社会の課題を解決する新会社として「株式会社SmartShuttle(以下、スマートシャトル)」の設立を発表した。

新会社設立は、シェア乗りサービスの提供にくわえて、新しい移動体験の追求・創出し、運行事業も担う予定だ。具体的には、空港までの貸切の送迎にくわえ、地域課題を解決するための地域シャトルの運行など、移動の担い手不足を直接的に解消し、地域や社会の課題解決を目指すという。さらに、自らが運行を担うことで運行会社の課題理解の深耕、および乗務員の働き方や業務改革を促進する仕組み化のスピードを向上させていくとのことだ。なお、ニアミーは、1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現』に向けてまい進していくと述べている。

■株式会社NearMe 代表取締役社長 髙原幸一郎氏のコメント

スマートシャトルは、弊社が展開しているシェア乗りサービス「NearMe(ニアミー)」の運行をはじめとし、さまざまなサービスの運行を通じて、地域の移動課題を解決するためのノウハウを蓄積すること、また、蓄積したノウハウの仕組み化を通して各地域の交通事業者に貢献していくことを目的に設立しました。ニアミーとともに、地域に必要な移動体験を作っていくことで、利用者と事業者の需給バランスを整え、街全体の移動をなめらかにしていきたい。そして、その地域全体にとってもメリットを感じることができる「三方良し」の世界を実現していきたいと考えています。携帯電話がガラケーからスマートフォンにアップデートされたように、モビリティ領域において、スマートシャトルが生活者の方々にとっての「次のあたり前」の乗り方(=シェア乗り)になることを目指していきます。

© 株式会社自動車新聞社