ペット対応など確認 小山市が避難所運営訓練 電気自動車から給電も

ペット同行避難者対応の訓練を行う市職員

 【小山】災害時の初期対応を円滑に進めるため市は21日、小山第一小体育館で職員を対象に避難所開設・運営訓練を行った。本年度は能登半島地震で課題に挙がったペット同行避難者対応や、電気自動車からの給電を新たに取り入れた。

 市内の指定避難所で開設や初期対応を担う職員ら約100人が参加。5班に分かれて受け付けや誘導、簡易トイレ・パーティション設営などを体験した。

 避難所へのペット同行について市危機管理課は「ペット連れで避難ができないと、自宅にとどまり命の危険にさらされる恐れがある」として受け入れる方針。訓練では、ペットが避難者と異なる場所で過ごすことやリード着用を求めるなど、受け付けでの説明内容を確認した。

 市まちの魅力推進課の上野梓(うえのあずさ)さん(30)は「思った以上にやるべきことがたくさんある。避難者の負担や不安を取り除けるよう的確に対応したい」と話していた。

ペット同行避難者対応の訓練を行う市職員

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