V長崎の公式スーツ刷新 高木CRO「ストレッチ素材は楽」 松浦のエミネントスラックス

新しくなった公式スーツの着心地を紹介する高木CRO(中央)=松浦市、市漁村体験学習施設

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎とサプライヤー契約を結んでいるスラックス専業メーカー、エミネントスラックス(松浦市、髙野圭右会長)は、クラブに提供している公式スーツのデザインを今季から刷新。19日、同市内で高木琢也取締役兼クラブリレーションズオフィサー(CRO)らによるトークショーがあり、着心地などをPRした。
 スーツは2018年から、同社や平戸市、北松佐々町の三つの縫製メーカーが合同で立ち上げたブランド「WESTORY(ウエストリー)」を通して提供。これまで選手やスタッフは試合の移動時、濃紺で厚みのあるウール生地のジャケットとスラックスに、ワイシャツとネクタイ姿だった。それを昨夏から「より動きやすいものに」と社内で検討。試作を重ね、今月3日の試合から全員が新作を着用するようになった。
 上下の色は従来より明るい青で、素材は伸縮性があるポリエステル生地。ジャケットの下は左胸にブランドロゴをあしらった白のTシャツをそろえ、カジュアルな形に仕上がった。
 トークショーには濱野隆志工場長と友田吉泰市長が同席。約40人の観客の前で製作秘話や好調なシーズンを送るクラブへの期待を語り合いながら、公式スーツ姿の高木CROは「移動が多い中でストレッチが効いた素材は楽。選手によっては丈を短くしたり、シューズを変えたりと個性を出して楽しんでいる」と感謝していた。
 同社は7月6日と9月22日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で開かれるホーム戦で公式スーツやTシャツなどを販売する予定。

公式スーツをカジュアルに着こなせるように作られた「WESTORY」ロゴ入りのTシャツ

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