鎌田大地にプレミア行きの可能性も? ラツィオ残留に傾くも3年契約のオプション行使せず年俸の増額を要求か

鎌田大地の去就は?[写真:Getty Images]

ラツィオの日本代表MF鎌田大地(27)の去就はまだまだ落ち着かないようだ。

今シーズンからラツィオに活躍の場を移した鎌田。マウリツィオ・サッリ監督の下ではみるみる序列が下がり不遇の時間を過ごしたが、成績不振で解任され、イゴール・トゥドール監督が就任するとレギュラーに定着。8試合連続でスタメン起用され、1ゴール1アシストを記録している。

その鎌田はラツィオと1年契約を締結しており、今シーズンで契約が満了。延長オプションがついていた中で、残留するかどうかが騒がれている。

当初は退団濃厚とされていたが、トゥドール監督の下で立ち位置が変わったことで、本人は残留の意思を示しているという。

これまではクラウディオ・ロティート会長も懸念を示し、ファンも退団を望む鎌田を気に入らなかったようだが、今では残留を希望する状況となっている。

ただ、イタリア『Il Messaggero』によれば、鎌田は昇給を求めているとのこと。今の延長オプションを行使しない可能性が高いとしている。

鎌田が保有する3年間の延長オプションは5月30日が期限。この日までに行使しなければ破棄される。ただ、300〜350万ユーロ(約5億1000万〜6億円)の年俸とボーナスを求めたい鎌田は一旦オプションを期限切れにし、その後にクラブと再契約を結ぶ考えがあるとみられている。その場合は1年契約でも良いと提案しているようだ。

鎌田に対しては、フランクフルト時代の指揮官であるオリバー・グラスナー監督が率いるクリスタル・パレスからオファーがあるとのこと。よく知る指揮官の下に行くことはマイナスに働くことはなく、プレミアリーグ行きの可能性もあるという。

一方でラツィオ側は、クラブの予算があるため、なんとしても今のオプションを行使してもらいたい状況。代理人は「100%残留することを保証している」とのことだが、土壇場で何が起こるかはわからない。

ラツィオ、そしてトゥドール監督としては今の鎌田を手放したくはない状況。どういう結末を迎えるのか、残り1週間程度の動きに注目だ。

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