住民の要望聞き入れられないことに不満も 9年制義務教育学校新設に向け話し合い

児童・生徒の減少を受け、9年制の義務教育学校を新設する計画が進む、鳥取県米子市 美保地区。

21日、準備委員会と専門部会が開かれ、今後の学校の在り方について議論が交わされました。

崎津小、大篠津小、和田小の3小学校と美保中学校を廃止し、新たに9年制の義務教育学校を設置する計画は、2021年度から準備が進められています。

設置に向けた議論の場として、昨年11月から行われている開校準備委員会では、これまで地域住民からの要望が市の教育委員会に聞き入れられていないことや、米子市が示しているプールの新設を行わない方針について不満の声も聞かれました。

その後、第1回の専門部会が行われ、開校に向けて協議を続けていくことが決まりました。2028年4月の開校を目指し、今後、年に5、6回の会議を重ねていくということです。

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